Planten un Blomen日本祭りで三味線の演奏をしました【ハンブルク遠征演奏3】
<公開日:2017年5月23日/更新日:2017年5月26日>
こんにちは!
引き続きドイツ・ハンブルクにおります。
今もまだ”旅する三味線奏者”の花枝です。
ハンブルクで開催された「日本祭り」に、三味線演奏で出演させていただきました。
ハンブルクの日本祭り
毎年5月に、ハンブルクの植物公園”Planten un Blomen”で開催される「日本祭り」。
正式名称は「Japan-Festival 2017」と言いまして、在ハンブルク日本総領事館や独日協会が共催しているイベントだそうです。
今年は2017年5月20日の12時から、Planten un Blomenの日本庭園で開催されました。
この日は
- 日本の文化を体験できる折り紙や習字の体験テント
- 風呂敷やお寿司を販売する販売ブース
- 和太鼓の演奏
- 弓道・合気道・柔道の武芸の披露
などがありました。
着物と髪型は悩んだけど…やっぱりいつものスタイルで!
海外で三味線を披露するとなると…
大変なのが着物とヘアースタイルです。
着物は三味線のお師匠様から頂いた、単の華やかな着物を持参しました。
ヘアースタイルはいつもの簡易版「日本髪」。
毛たぶ(くしゃくしゃした毛の塊みたいなやつです)、かんざし、ヘアジェル、ヘアピンなどを持って行って、自分でこしらえました。
移動はバスで移動したので、こんな面白い写真も取れました。
今日はハンブルクの日本庭園で三味線の演奏をいたします。 pic.twitter.com/uXJye9fZPI
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2017年5月20日
ここはハンブルクの中心街で、アルスター湖のほとりです。
メインステージでの演奏にびっくり!
そして、演奏させていただいた場所がまたとても素敵な場所でした…。
茶室の前の池を正面に
大変多くのオーディエンスの方々に囲まれての演奏となりました。
別方向から見るとこんな感じです。
このような素敵な場所で演奏できただけでも幸せでした。
たくさんのオーディエンスに囲まれ、また真剣に聞いてくださっていたのも嬉しかったです。
演奏曲目はハンブルク寄せてみました
演奏曲目は
- 五万石
- かぞえうた(三味線独奏)
- さくらさくら(三味線独奏)
- 田村
- 春雨
以上5曲を演奏しました。
「五万石(ごまんごく)」は愛知県の民謡なのですが、歌詞の中に
「お城下まで船が着く」
という文句になぞらえて、
「港で栄えるハンブルクがますます栄えますように…」
という気持ちを込めました。
多くの皆様の協力あってこその演奏となりました。
ちなみに、出番まで三味線は公園の管理人のおじさまが見守ってくれていました。
出番まで私の三味線を守ってくれていた、公園の管理をされているおじさま。
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2017年5月21日
以前は海軍に所属され、横浜、神戸には何度も行かれていたそうです! pic.twitter.com/hzscBiJPdI
日独文化交流に少しでも貢献できたかな…
実は今回の演奏は、在ハンブルク日本総領事館からの招待での出演でした。
最初は
「ええ?!このようなところに私が出ていいのか…?」
と思っていました。
ですが、日本から遠く離れたハンブルクの方々に三味線を聞いてもらえる機会は今回のことがないかぎり、なかったのではないか…?と思います。
演奏曲も正直なところ完璧にできたとは思いませんし、まだまだ改善の余地はあったと思います。
ただ、今回のように日独文化交流に貢献できたことは、私にとってとても大きな一歩となりました。
VHH bus...#vhh #vhhbus #hamburg #kimono #kimonogirl #ilovehamburg #着物 #ハンブルク
まあ、こんなふざけた写真撮ってますけどね!
後ろののおじいちゃん、明らかに不審者を見る目…(><
何はともあれ、今回のハンブルク訪問の一つ目の仕事は無事終了しました!
関連記事
★今回の演奏の様子がハンブルクで放送されました。
★前回の訪問でも、飛び入りですが少し演奏の機会を頂きました。
★前回の記事