高知市・はりまや橋小学校で三味線授業をしました
こんにちは、花枝です。
先日、高知市内にある「はりまや橋小学校」で、三味線の授業をしてきました。
小学6年生の音楽の授業
今回は高知市内の「はりまや橋小学校」へ行ってきました。
高知…というよりもやや全国的にも有名な観光地の名前が付いていて覚えやすいです。
(実際、学校からはりまや橋までは歩いて5〜10分ぐらいかかります。)
新しい学校で、特に英語の授業に力を入れています。
今回は6年生を対象に、音楽の授業枠を一コマいただき、授業をさせていただきました。
<音楽室の様子>
はりまや橋小学校に三味線授業に来ました! pic.twitter.com/y9YiCj4kIM
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_kiryuin) 2018年1月29日
今回も全員ほぼ初めての三味線
前回の多ノ郷小学校の時にも書きましたが
小学校などの教育機関へ行くときは、必ずこのような質問をしています。 1、「三味線をテレビとか動画で見たことある人はいますか?」
2、「三味線の演奏を生演奏で聴いたことがある人はいますか?」
3、「今まで三味線をこんなに間近で見たことがある人はいますか?」
4、「三味線を弾いたことがある人はいますか?」
と、順に質問して挙手してもらっています。 1〜2まではそこそこいるのですが、3の質問からガクッと数が少なくなります。
須崎市・多ノ郷小学校で三味線授業をしました - 花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜
と、今回もこの質問をしてみましたが、生演奏を聴いたことのある子がすでに数名。
間近で見たことがある生徒は2クラス合わせても2名しかいませんでした。
もちろん、実際に演奏した経験を持つ生徒はいませんでした。
三味線の素材クイズ
今回は1クラスに対して授業枠が一コマでしたので、全員に体験してもらうのではなく、簡単なクイズ形式を盛り込んだり、代表の5名だけに体験していただく形をとりました。
これは三味線の素材クイズの様子です。
「三味線の皮はなんの動物の皮でしょう?」
という質問にすぐに
「猫!」
と答える生徒もいたので、一応知識としては知っている様子が見えました。何かの本で読んだのでしょうかね…。
三味線イントロクイズ
そして、小学生にはウケが良いのでお気に入りなのですが、三味線を使ったイントロクイズをしました。
曲は有名どころの
- 前前前世
- 恋
のイントロ部分を演奏しますが、他はあらかじめ先生方にリサーチした曲を演奏します。
今回は
- アフリカンシンフォニー
- 龍馬伝のテーマ
のイントロを演奏しました。
三味線の違い、素材の違いも知ってもらう
今回の授業は45分授業の中で、三味線の違いや素材の違いも知ってもらうことにしました。
これは、以前このブログでも紹介した簡易三味線「チントン」を紹介しているところです。
チントンは東京の「三弦司きくおか」さんが作られている、手作り三味線キットです。
三味線の胴部分にはユポ紙と呼ばれる紙が貼られています。
ちなみにユポ紙は投票用紙にも使われています。
(以前、inspirexさん(id:inspirex)よりTwitterで教えていただきました。ありがとうございました。)
この話がなかなか生徒たちにウケており、先生方もけっこう驚いていました。
保護者の方からも「楽しかった!」
今回は保護者の方が撮影に入られていましたが、その方はなんとよさこいを通じて知り合った方でした。
その方が、
「楽しかった〜!また来年もやって欲しい!」
と声をかけてくださいました。
生徒さん方が楽しんでもらうのはもちろん大前提なのですが、私はクラス担任の先生方や保護者の方にも楽しんでもらいたい!…という気持ちでいつも授業に臨んでいるので、そう言っていただけて感無量でした。
ちなみに、今回の写真もほとんど保護者の方が撮影してくださったものです。
とても綺麗に撮ってくださっています。ありがとうございました!
指導の後は演奏!
この日、この後は高知新港で演奏でした。
そのことは、また別記事で書きます。
関連記事
★多ノ郷小学校の指導
★手作り三味線チントン
↓チントンに合わせて三味線の音緒も作りました。
★よさこいについて
(今年のよさこいなので、保護者の方は出られていなかったのですが…)