第2回「小唄らぼ〜初夏・あじさいの〜」を開催しました
こんにちは、花枝です。
2019年5月26日、いの町琴風亭にて自主企画イベント「小唄らぼ〜初夏・あじさいの〜」を開催いたしました。
- コンセプトは「雰囲気の良さで味わう小唄」
- 当日のお天気は”ちょうどいい”晴れ
- 当日のプログラムとお菓子
- 演目は季節のものからユニークなものまで
- 満員御礼・大盛況!ありがとうございます!
- ブログでもご紹介いただきました
- 次回の小唄らぼは7月28日に開催決定です
- 関連記事
コンセプトは「雰囲気の良さで味わう小唄」
会場は前回に引き続き、 「琴風亭」です。
いの町には素敵な隠れスポット「琴風亭」があります。
明治30年代に母屋部分が建築され、元々は日本紙業の商談兼接待場所として使用されていました。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
前回の開催では桜が満開だったのですが、すっかり葉桜になっていました。
当日のお天気は”ちょうどいい”晴れ
実はイベントの前日は5月らしからぬ猛暑日となり、新聞の紙面も各地の気温の高さを伝える記事となっていました。
あまりにも暑いので、会場までみなさん足をお運びくださるか本当に心配でした。前日には「琴風亭にクーラーが設置された」という夢を見るぐらい、本当に暑い中での開催でした。
ただ、安心したのは午前中は少し雲が出て、日照りがかなり抑えられていたことです。
小唄らぼ、本日開催です♫
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) May 26, 2019
昨日お天道様にお願いして、お天気も抑え気味にしてもらってます🙏⛅️ pic.twitter.com/YQZ4h85W7K
そしてもう一つの問題が…。にょきにょき伸びた草草草…!!
こちら↓のツイッターにも書きましたが、5月の連休中に見に行った時はものすごい草が生い茂っておりましたが
突撃!琴風亭!
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) May 25, 2019
劇的ビフォア&アフター!
👈Befor / After👉
(清掃の皆さん、ありがとうございます🙏) pic.twitter.com/9Wxq4ECRX3
なんと素晴らしいタイミングで前日に手入れの業者さんが入ってくれ、茂った草は綺麗にスッキリ刈られておりました。ありがとうございました。
当日のプログラムとお菓子
当日のプログラムはA3サイズの紙を折り、小冊子にしたものを配布しました。
中には、小唄の唄本をスキャンして編集した歌詞が載っています。
小唄の唄本は書体がものすごく味があって良いのです。それを是非ともお客さんに見ていただきたかったので、唄本の字をそのままに作りました。
お菓子は高知県の老舗和菓子屋「西川屋」さんから。
チーズブッセと新発売のブルーベリーブッセです。
西川屋さんとは、国際交流事業の時にお菓子をご協賛いただいたり、アメリカのディズニーで働いていた時にご縁があったことも!今回のお菓子も美味しく頂戴いたしました。
演目は季節のものからユニークなものまで
小唄を演奏…
となると、いつもよく演奏している高知の民謡は封印して、小唄から季節に合わせて選ぶことになります。小唄もたくさんありますので、選ぶのも大変です。
とは言っても、自分の力量もありますのでそちらともよく相談して、決まった6曲がこちら。
- あじさいの
- 雀の子
- 梅雨催い
- あさりとれたか
- ままになるなら
- ちょうさやようさ
私は田村流ですので、最初は流派の曲から出したいなと思い「あじさいの」。
「雀の子」は、前回「からす」を演奏しましたので動物つながりで選びました。次回は「ぬれてみたさ」とかかな〜。(ツバメが出てくる)
そして季節の歌から「梅雨催い」。よく見るタイトル文字は「梅雨もよい」なのですが、実は「催し」の「催」という字を当てて「もよい」なのですね。この曲は解説にめちゃくちゃ気合いを入れました。
「あさりとれたか」は有名な歌ですので、皆さんで歌いたかったので、有名どころをチョイスしました。
「ままになるなら」は独り言っぽい歌詞が面白いと思い選びました。
最後は歌舞伎の夏祭浪花鑑が少し関係のある大阪の小唄「ちょうさやようさ」。三味線の手も唄の洒脱さも際立つ一曲です。
満員御礼・大盛況!ありがとうございます!
そして、ありがたいことに…当日はお客さんも満員で、大盛況のうちに終了することができました。
お世話になっている先生や、めぶき会の生徒さんやそのご家族の皆様、友人、イベントやボランティアでご縁のある皆様…
そしてなんと、見に来てくれた大学生さんが、たまたま通りかかったドイツからのお客さんを招き入れてくださいました!
金風亭は石段がきつくて行きやすい場所ではありませんし、冷房もないので過ごしやすい会場ではありません。にも関わらず、このようにお足を運んでくださり、そして最後まで熱心に聞いてくださったことに感謝の言葉が尽きません。
本当にありがとうございました。
ブログでもご紹介いただきました
また、以前着付けのブラッシュアップ講座にてご指導くださいましたリンコさんも、今回もまたご友人と一緒に見においでて下さいました。
一緒に写真を撮れなかったことが残念でしたが、粋な黒羽織、ミンサーの帯と素敵な出で立ちでお越しくださいました。
リンコさんはブログの中で「小唄らぼにハマったきっかけは、解説が分かりやすいから」と書いてくださっておりますが、これはもう本当に嬉しいお言葉です。
幕末に生まれた小唄ですが、当時できた唄の歌詞を紐解くと意外と現代の人と考えが通じるところもあったりします。片思いに悩んだり、季節の移ろいを感じたり…。そういった角度から小唄の面白さや気軽さを伝えていけたらと思っております。
リンコさん、ありがとうございました!
最後になりますが、今回の記事では、たくさんの方々が送ってくださった写真を使わせていただいております。(私が全く余裕がなくて写真が全然撮れていません…)
お写真を送ってくださり、ありがとうございました。
次回の小唄らぼは7月28日に開催決定です
次回の「小唄らぼ」も日が決まって、開催も決定しております。
ただ、次回は夏の開催になりますのでちょっと涼しい会場に移動します。次回はお座敷に場所を移しまして、「お座敷小唄らぼ」として開催いたします。
次回は
2019年7月28日(日曜日)
11時会場・11時半開演
です。場所は高知市鏡川沿にあります、料亭旅館の臨水さんです。
ランチ付きのプランもご用意しております。
(まだこちらは仮のチラシですが載せておきます。)
自分の勉強も兼ねての「小唄らぼ」ですが、思いがけず多方面より嬉しい感想を頂戴いたしました。
これからもホッと一息つけるような、また着物での集まるきっかけにしていただけるような、いい会を目指して精進してまいります。
さあ、次回の「小唄らぼ」の選曲が始まります♫(…実はもう8割ぐらい終わってます!楽しみでしょうがないです〜♫)
関連記事
*前回の小唄らぼ
*小唄の解説記事
*小唄で「市丸賞」を受賞した時の記事
*自主イベントとは違いますが、教室のおさらい会
*お越し下さっていたリンコさんの着付け教室