最初のとっかかり、実に言葉を選ぶところである【三味線寄稿記事15】
Web集客コンサルティングのninoyaさんの片隅で、1コーナー設けて頂いております。
三味線のことについて、思うことや実体験を通しての記事を寄稿しております。
今回は三味線の難しさを少し話してみました。
やっぱり三味線がなかなか人口が増えない理由って「すぐには上達しにくい」という理由もあるんじゃないかなと思います。
三味線を指導している時に
「ああー、今生徒さんはこういうところが分からないんだろうなー。でも自分が分からなかった時の感覚って、どうだっけ?」
と考えながら指導する時があります。
結構自分では当たり前にできていることが、習いたての生徒さんには未知の領域だということが圧倒的に多いわけです。
「なにこれ?わからん」
↓
「あ、こういうことかな…?」
↓
「あれ?やっぱり違う??」
…と、こういったプロセスを経て少しづつ上達していくんだと思うのです。
三味線は特に「弾く」楽器だと思っている方が多いので、まずは
「弾くんじゃなくて、叩くイメージでやりましょう。」
と、弾くイメージを叩き壊すところから入ります。
とにかく「音」が出なくちゃ上達もあり得ないわけで、そこは本当に時間をかけます。生徒さんにも時間をかけて練習して欲しいところでもあります。
簡単に「簡単ですよ!」という罪深さ…。でも簡単と言わないと初心者は踏み込んでくれない…
悶々と考えながら言葉を探しています。