制服と三味線【三味線寄稿記事17】
Web集客コンサルティングのninoyaさんの片隅で、1コーナー設けて頂いております。
三味線のことについて、思うことや実体験を通しての記事を寄稿しております。
今回は地元の高校生に教えている三味線の活動についての話です。
私が三味線を始めたのは中学生の時だったのですが、やっぱり「変わった習い事」だったんですよね。ピアノやダンスみたいにわかりやすく披露できる場所があるでもないし、目に見えて資格があったわけでもなかったのです。
そして、私が高校時代に三味線に接していた時間を振り返ると…。
一年生の時点で卒業後の弟子入りが決まっていたので、「遊びで楽しく習い事☆」という空気でもなかったんですよね。先生も弟子入り先で恥をかかせまいとかなり本気で指導して下さっていたし、私もしんどいと思いつつもついて行っていたし。
なので、10代の頃に「ちょっと遊びで…」とか「誰かに喜んでもらえるから嬉しい!」という感情を持って三味線に接したことは皆無に等しかったです。
なんというか、誰かのために三味線をやるなんて考えた事もなかった。自分が決めたからやる。今週はこの曲を覚える、来週はこれをやる…みたいな感じでやってました。もちろん”楽しい”という感情もそこにはあったのかもしれないですが、そもそもその頃の自分に「誰かのため」という感情がなかったです。
10代って、そういう…自己中心的なもんなんでしょうかね。
そう考えると、今自分が高校生に対してやっている事って、”自分がかつてこうして三味線に接したかった…”という事を、高校生を通じて自分が疑似体験しているだけなのかも…とも考えたりします。