三味線の胴かけはオシャレポイント!色々なデザインがある胴かけ
こんにちは、花枝です。
今回は三味線のオシャレポイント、「胴かけ」を描いてみました。
三味線演奏に必要な胴かけ
三味線を演奏する時に、撥を持った右手を固定させるために「胴かけ(どうかけ)」と呼ばれるカバーをつけます。
上のイラストでは女性とバーチくん(←今適当に決めた名前)がいる部分を指してそう呼んでいます。
女性が寝ているところにある、少し黄色い部分は「胴かけゴム」と呼んでいます。
胴かけの素材
胴かけはボール紙と布でできています。
あまり頻繁に交換しませんが、舞台によっては色を統一したりするため、演奏経験の長い方になると複数個持っている事があります。
胴に固定するために、前後を胴かけ紐と呼ばれる紐で固定しています。
布地は様々なものがありますが、オーソドックスなのは色無地。
値段はものによりけりですが、大体3000円ぐらいからあります。
唯一のオシャレポイント
胴かけは花柄があったり、印伝で出来ているものもあったり、またお気に入りの布地があれば自分で作る事も可能です。
舞台で演者が全てお揃いの胴かけにしたり、色指定がある場合は別ですが、ここは唯一個性を出す事を許されたオシャレポイントなのです。
胴かけゴムは交換する事が多い
三味線を演奏する時、腕を乗せて固定する場所が胴かけゴムの部分です。
ここはすり減ったり消耗が激しいところなので、年に1〜2回ほど交換します。
胴かけゴムは安価で300円ほどからあります。色もエンジ、藤色、紺、緑、黄色、白…様々な色が揃っています。
大抵は胴かけの色に合わせますが、私はよく無色透明のものを使っています。
(今はほとんど廃盤になり、手に入りにくくなりました…。)
イラストとあとがき
胴かけはオシャレなデザインのものや、すっきりと無地のものもあったりと見ていて飽きません。
ただ、頻繁に変える必要がないので、趣味でされる方は三味線人生の中で、多くても3つか5つ…ほどでしょうか。
それほどたくさん持つ必要はないように思われます。
その他三味線イラスト
★三味線の上棹
★三味線の糸巻き
★三味線の講演会のチラシを描いた話