ディズニーで寿司職人をしていました。【三味線寄稿記事27】
こんにちは、花枝です。
本日更新されたninoyaブログの記事で、今回はディズニーで所属していた部署の話を取り上げました。
- 三味線の演奏でディズニーで働いていたわけでは…ない
- 配属先は…寿司職人!
- 繰り返しの作業が多いのはどの部署でも一緒だが…
- ディズニーっぽいなと思うシステム「ゲストコメントカード」
- 実際に繰り返しの連続だったのか?
- 世の中のあらゆるものは繋がっているのかも?
三味線の演奏でディズニーで働いていたわけでは…ない
「ディズニーで働いていた。」
と言うと
「え?!三味線のお仕事でディズニーで働かれていたのですか??!」
と聞かれます。
そーうだったらいいのになー…♫
でも、そうじゃないんですね。残念ながら。
今回更新した記事の中では、私がディズニーで配属された部署の話をしています。
配属先は…寿司職人!
記事内にも書いてある通り、私の仕事は寿司職人でした。正式には「寿司シェフ」と呼ばれる部署だったのですけれど、シェフと呼ばれるほどの仕事もできず…。
働く場所はギフトショップやレストランですが、その中でもさらに細かく配属分けがあり、渡米後の面接でそれらの配属先が決まります。
まるでハリーポッターの”組分け帽子”のようです。
繰り返しの作業が多いのはどの部署でも一緒だが…
配属分けは面接をするのですが、その面接の時に上司から聞かれた質問があります。
「繰り返しの作業が多い職場ですけれど、それに耐えられますか?」
それに対しての受け答えはもちろん寄稿記事の中に書いたのですけれど、今思えば”繰り返しの作業”って、だいたいどの部署もやっていたように思います。
ただ、サーバー(日本語風に言うと、ウエイター)の仕事だとお客さんと触れ合える時間が長いし、お客さんも日々変わりますから、仕事内容は繰り返しのように感じても、あまりそれを感じさせない仕事内容だったと思います。
ディズニーっぽいなと思うシステム「ゲストコメントカード」
これはとてもディズニーらしいなと思ったのですが、ゲストが書いてくれた”ゲスト・コメントカード”というものを裏のキッチンのインフォメーションボードにコピーして貼られるのですね。
「◯◯の接客は素晴らしかった。」
「◯◯のおかげで素敵な時間を過ごせた。」
…コメントは多岐に渡りますが、やはり名指しでコメントをいただくと嬉しいものです。モチベーションも上がりますしね。
そんなこともあって、直接ゲストコメントカードをもらうサーバーの仕事は飽きにくい仕事だったと思います。*1
寿司シェフはカウンター越しなのでゲストと簡単な会話はできますが、コメントカードの回数はかなり少なかったと思います。
実際に繰り返しの連続だったのか?
配属先が決まると、驚くことに早速実践から入ることになりました。
そして恥ずかしながら…実は私はこの歳になるまでお寿司を巻いたことがなかったのです。
初めて巻いたカリフォルニアロールはぐちゃぐちゃでした。切ったお寿司はサイズがバラバラで、切り口がガタガタでした。しかも切り口からボロボロ崩れて、とても人前に出せる出来栄えではありませんでした。
最初からキレイにできる人はいないと思います。ですが、ここまで出来ないものか…とボロボロのお寿司とにらめこっこしたのを覚えています。
ですが幸いにも「繰り返しやることで少しづつ上手になっていく」…ということは、私自身の三味線人生の中で学んだ教訓の一つでもありました。そんなこともあってか、多少落ち込みはしましたが、結構立ち直りも早かったと思います。
世の中のあらゆるものは繋がっているのかも?
まさか三味線の経験が寿司にも通じているとは思いませんでしたが…この経験もあって、世の中のものはどこかで繋がっているのだなあと感じました。
このディズニーの仕事で得られた経験も、三味線や他の分野で繋がる時が来るかもしれない…
そう思うと、色々経験できた寿司シェフとしての一年は、ガタガタのお寿司を作ったあの時でさえ貴重な経験だったと思います。
*1:とはいっても、サーバーの仕事をした分けではないので、慣れてきたら飽きたりとか理不尽なゲスト対応があったら「嫌だなあ。」と思うことはあったと思います。