清元・子守の紙芝居イラストを描かせていただきました!
こんにちは、花枝です。
2017年の話になりますが、古典邦楽の紙芝居を描かせていただきました。
今まで取り組んだことのない、初めての試みでしたのでその様子を描かせていただきます。
- 古典邦楽を紙芝居で楽しむ
- きっかけは女流若手の清元延寿鏡さん
- 清元・子守の大まかなあらすじ
- ストーリーをもらっていざ描きはじめ!
- 作成はProcreateを使いました
- 全11枚の「子守」紙芝居完成!
- 関連記事
古典邦楽を紙芝居で楽しむ
今回描かせていただいたのは
「子守(こもり)」
という古典邦楽のストーリーを、わかりやすく紙芝居で楽しんでもらうためのイラストです。
古典邦楽と言うと
- 「歌詞がきちんと理解できるか不安…」
- 「ストーリーか難しそう…」
- 「楽しめるのかどうか分からない…」
などなど、堅苦しくて難しいものというイメージが強いのが現状です。
ですが、少しでも古典邦楽をわかりやすく楽しでもらおう、見に来てもらおうと、若手の女性の方で取り組んでいらっしゃる方がいました。
きっかけは女流若手の清元延寿鏡さん
今回この紙芝居を書くことのきっかけとなった方が、清元延寿鏡(きよもと・のぶじゅきょう)さんです。
延寿鏡さんとは2016年の暮れに共通の先生を通じて知り合いになり、その後Twitterで繋がりを持つことができました。
(↑このあたりずいぶん今時だなあ…と思います。数年前までは考えられなかった…。)
延寿鏡さんは清元のお稽古はもちろんのことですが、清元をベースに様々な活動に挑戦されていらっしゃいます。
若い方や子供たちにも邦楽に興味を持ってもらったり、知ってもらうための活動にも力を入れており、今回の企画もそのうちの一つです。
今回の紙芝居の企画も、延寿鏡さんの
「もっと清元を知ってもらいたい!」
という強い思いからでした。
延寿鏡さんの詳しいインタビュー記事も、2018年元旦に紹介されていました。
清元・子守の大まかなあらすじ
ここで、ざっと「子守」のあらすじを紹介します。
時は江戸時代…
江戸へ奉公に来た女の子が、子守をしている様子を描いた作品です。
作中では幼い子供をあやしたり、恋の相手を想ってみたり、また故郷の越後(現在の新潟県)を懐かしんだり…といった、10代の女性が持つ感情が豊かに描写された作品です。
ストーリーをもらっていざ描きはじめ!
延寿鏡さんから、
- 子守の歌詞
- 大まかなストーリー
- 紙芝居のシーンの概要
をいただいて、いざ描き始めました。
今は便利な世の中になりまして…
ちゃんとyoutubeでも「子守」の舞踊の様子が見られるのですね。
そういった便利なツールでもイメージを膨らませられましたし、子供の頃「子守」を日本舞踊で踊ったこともあったのでイメージしやすかったです。
遅い筆ですが…
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_kiryuin) 2017年10月23日
清元「子守」の紙芝居を少しづつ描いております٩(^‿^) pic.twitter.com/uLg817YXwV
これは手を慣らせるために描いた絵なので、実際には使用していません。
清元紙芝居「子守」の一枚目を描きゆう(╹◡╹)
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_kiryuin) 2017年10月28日
トンビが油揚げをさらって行きよった!待て待て〜! pic.twitter.com/D2snT62jTX
これは紙芝居の一枚目。
こんな感じで描かせていただいてました。
作成はProcreateを使いました
アナログで仕上げたいところなのですが、作画は液タブで描きました。
修正が容易なのと、データで簡単に送れるので…!
使用したアプリはこちら、Procreateです。
紙芝居なのでクレヨンとか水彩っぽい仕上がりにしたかったので、このアプリが使いやすかったです。
清元「子守」の紙芝居に色付けをしています。今日は稽古日ではないのでのんびり… pic.twitter.com/mvigCUO4Iv
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_kiryuin) 2017年11月13日
全11枚の「子守」紙芝居完成!
遅い筆でずいぶんと時間がかかってしまいましたが、約二ヶ月ほどかけて子守紙芝居、全11枚が完成しました。
画面をスマホカメラで撮影しただけなので、ずいぶん荒いですが…ざっとこのような感じです。
関連記事
★絵を描くことは趣味の一つなので