29年度の小学校の三味線クラブ活動が終了しました!
こんにちは、花枝です。
先日、今年度の三味線クラブの活動が最終日を迎えました。
小学校での三味線クラブ
月に一度、地元の小学校へ三味線クラブの指導に行っています。
このクラブ活動は
「三味線が演奏できるようになるためのクラブ活動」
ではなく、どちらかというと
「地域の大人と子供が一緒に学び合うためのクラブ活動」
として開講しています。
過去記事にも書きましたが、今年度は13名での開講となりました。
「三味線って面白いかも!?」と感じてくれれば
三味線クラブと言いましても、上記で書いた通りの理由でどちらかというとあまり
「三味線演奏の技術がメキメキ上がる!」」
という内容の活動ではありません。
それに加えて
- 月に一度
- クラブ活動時間は90分
- 三味線は2〜3人で一挺を使う
ということもあり、一年間のクラブ回数はたったの12回。
私はこの一年間(12回の活動)のなかで何ができるだろうか…?
ということを考え、最終的には
「じっくり時間をかけて”三味線って面白いかも?!”ということを学んでもらう場にしよう!」
と思いました。
じっくりやりつつも、もちろん三味線の演奏もしましたし、生徒からのハッとする指摘に驚くようなこともありました。
実際に三味線を作ってみる
生徒から好評(?)だったのが、ミニチュアの三味線を作る授業でした。
簡単に組み立てできて実際に音も出るミニチュア三味線「チントン」の作成もしました。
最後の授業は生徒が持ち寄った紐を使って音緒を作ってみたりしました。
音緒も最初は難しいのですが、慣れれば楽しく作れます。
生徒たちはかなり手こずっていたようで、もう少し作り方と教え方を工夫すればよかったと反省です。
次にもし三味線クラブを開講するとすると…
実は今季の三味線クラブは、かなり実験的な要素も大きい活動となりました。
アメリカへ働きに行く以前にも、月に一度の三味線クラブは担当していましたが、その時はもっと放任主義…というより、きちんと計画を立てて生徒を指導するということが出来ずにいました。
今回は生徒の数も多かったこともあり、一年間を通じた12回の活動の中で
- 三味線そのものに興味を持ってもらう
- 三味線の知識をきっかけに、新たな視点を作る
- 三味線に関する名称を覚える
- お辞儀や挨拶ができるようになる
…と行った事柄をもっと重要視するようになりました。
これらすべてが出来ていたとは思いませんが、最後まで人数も減らず生徒が通ってくれていたことは私にとっても非常に嬉しいことでした。
来学期は一年間を通じて使用するテキストなども視野に入れて、準備を進めていきたいと思っています。
そのためにはもっと、三味線に関する知識や小学生の興味を引く事柄にアンテナを張っていないとな〜!
来学期も開講します!
さて、早くも来月から平成30年度の三味線クラブの活動が始まります。
メンバーは引き続き残って受講する生徒もいますし、新たに入る生徒もいるかなと思います。
今学期の反省点を生かし、また来学期への活動をあたらに準備を進めたいと思います。
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