発表会についての追記
こんにちは、花枝です。
昨日書いた発表会についての記事について、追記します。
こういう人はほとんどいないけれど、たまにいます
「私は人前で発表することは全然苦手じゃないわ〜。平気よ〜!」
・・・という人は、ほとんどいません。いないと思います。
全体人口の5%ぐらいなんじゃないか?と私は思っているので、多分お目にかかる回数の方が少ないと思います。
特に日本だと謙遜が美徳とされている面もありますので、自ら進んで
「はいはい、私やります!私舞台でます!」
という方も少ないのではないかなと思います。
いろいろと土地柄や集まる人の雰囲気にもよりますが、発表会に「出たい!」と思う人の方が少数派なのではないかな?と思います。
こういうタイプの方はとても多いのでアプローチの仕方を考えます
次に考えたいのは
「自ら進んで出る”ほどじゃない”が…頼まれれば出ないこともない。」
という人。
これがほとんどだと思います。
こういう方はとても多いので、そういう方には
- 発表会に出るメリット
- 発表会に出るデメリット
を丁寧に教えて差し上げるのがよろしいかと思います。
メリットとデメリットをお伝えして「◯◯さんはどうされたいですか?」と聞くのが一番いいのでははいかな…と、今までの経験で感じています。
交渉の余地もないパターンもあります
「絶対に発表会に出ません。」
という方は、なんらかの事情がおありです。そういう方もたくさんいます。
その場合は、発表会のお知らせだけ申し上げ、出演の確認も軽く口頭での確認程度のみとしています。
そういう方も発表会を見に来てくださったりすることもありますし、ご自身が出られたくないだけで他の方の演奏は聞きたかったり勉強されたかったりする場合もあります。
人によってケースは様々なのだなあと感じています。
別に技術を見せ合うだけが発表会の場じゃない
私の日本舞踊の先生が、よく本番前におっしゃっていたお言葉で
「上手に見せようとしなくていいからね〜!あなただけの舞台だからね〜!」
という言葉がとても気に入っています。
発表会は単なる技芸披露の場ではなく、その人が一つの技芸の習得に努めた集大成を披露する場でもあります。
仮に緊張のあまり舞台で何もできなくても、舞台に出ている時間は誰のものでもなく、その人だけのものなのです。
最近は発表会に出ることもめっきり少なくなった私ですが、出る側と出す側の両方の苦労が、なんとなーくだけどボンヤリ分かってきました。
そうすることで、初めて見えてくる景色もあるのかなあと思ったりもします。
★前回の記事