パスポートの更新で振り返る、10年分の海外の思い出
こんにちは、花枝です。
ドイツへ行くので、の〜んびり準備をしていたら、うっかりパスポートの残存期間が足りないということに気づきました。
「アホやん?!」
と真顔で突っ込みながら、本日は勤労感謝の日…役場も開いていません。
パスポート更新にあたり、今回は10年間一緒に過ごしてきたパスポートと、思い入れのあるビザについて。
- 20代を一緒に駆け抜けたパスポートは惜しい
- 思い出深いビザが3つあった
- カンボジアのビザは初めての一人旅のビザ
- インドとスリランカは内閣府の国際交流事業にて
- アメリカのQ1ビザはディズニーでの勤務にて
- パスポート更新はやっぱりちょっと寂しい!
20代を一緒に駆け抜けたパスポートは惜しい
今振り返ってみると今使っているパスポートはものすごく思い入れがあります。
それもそのはず、私の20代を一緒に駆け抜けてきたのはこのパスポートなのですから!
ですので、アメリカから帰国して
「新しく交付しようかなあ〜。」
とぼんやり考えるものの、
「いやでもこのアメリカのQ1ビザの写真気に入っているしなあ〜。」
という、大滝秀治に「下らんっ!」と一喝されそうなほどの下らない理由で先延ばしにしていました。
ちなみにQ1ビザというのはアメリカのビザで「文化交流用」という、ちょっと変わった用途に使われるビザです。去年アメリカのディズニーで働いていた時に使っていました。
思い出深いビザが3つあった
とはいえ、残存期間が足りなければドイツへは行けません!
泣く泣く更新することにしたのですが、振り返ってみると色々行ったんだなあと懐かしくなりました。
このパスポートには思い入れのあるビザが3つあります。
- カンボジアに入国した時のビザ
- インドとスリランカに入国した時のビザ
- アメリカのQ1ビザ
どれも、国のレア度やビザの希少価値は全く高くないです。
ですが、それぞれに自分の人生のターニングポイントになった思い出があります。
カンボジアのビザは初めての一人旅のビザ
私は21歳の時に初めての一人旅を経験しました。
行き着いた先はタイとカンボジア。アジアのバックパッカー旅行としては、まるで見本のような行き先でした。
<カンボジア>
20代の一人旅なんて、もう今の時代通過儀礼のようなもので、その当時も私と同じぐらいかそれより上の方々と何人もタイのカオサンですれ違いました。
とはいえ、初めての一人旅ということ以上に、これが「家出・逃亡」の旅だったということに思い出の深さがあります。
当時弟子入り中だった私は、自分と三味線とその周りの人たちが大嫌いになっていました。その時、何もかもを振り捨てて逃亡したのが、このタイとカンボジアの一人旅でした。
インドとスリランカは内閣府の国際交流事業にて
逃亡から5年後、私のパスポートにはインドのビザがつくことになります。
これは内閣府の国際交流事業へ参加した時のものです。「世界青年の船」と呼ばれる、船旅を通じての国際交流事業で、インドとスリランカを訪問した時につきました。
内閣府と銘打っておりますので、一応国の事業として派遣されました。そのために就職活動のようなよくわからない選考のようなものも受けました。
インドはチェンナイという南部の都市に入り、教育期間の訪問。スリランカはコロンボに入港し、大統領とのグリーティングやら村の訪問やらしていました。
基本的には船で過ごすことが多かったので、インドとスリランカに滞在していたのはそれぞれ2日間ぐらいのものだったんですけれど。
事業内容よりも、同世代の友人と交われた機会が多かったこと、そして自分の今まで身につけてきたものが無駄ではなかった!ということが分かったことが何より大きかったです。
アメリカのQ1ビザはディズニーでの勤務にて
最後のビザは一番最近のものですが、アメリカで一年間働いていた時のものです。
これは私のブログで何度か書いていますが、CRプログラムというディズニーへの派遣プログラムへ参加した時のものです。
フロリダ州のオーランドに世界最大のディズニーリゾートがあります。
<エプコット>
そこにはエプコットというテーマパークがあり、日本の疑似体験ができる「日本館」という施設がありますが、そこで一年間寿司職人として働いていました。
<私の職場だった日本館>
私の人生の中で最も長期の海外生活となったので、とても思い出深いです。帰国後こうしてブログを書くようにもなり、仕事の面でも大きな変化がありましたので、私にとっては人生の航路が大きく変わった出来事でもあります。
パスポート更新はやっぱりちょっと寂しい!
写真を撮ったり、申請用紙を記入したりしていると…やはりパスポートは10年間の人生を共にするものですから、少し寂しい気持ちがありました。
そして、次の更新はまた10年後になるのかな〜、それならば少しでも写りのいい写真を…!と思う、セコい私がいます。
皆さんもパスポートの残存期間には気をつけましょう!!