冬のドイツはムール貝の酒蒸しが美味しい【ドイツ・ハンブルク旅行4】
こんにちは。
旅する三味線弾き、花枝です。
引き続きドイツのハンブルクで、のんびり過ごしています。
さて、居候先のドイツのお母さんは料理がとっても大好き。
毎日様々なドイツ料理を一緒に作らせてもらっています。
晩御飯に「ムール貝のワイン蒸し」を頂きましたので、そのお話。
- Miesmuschel(ムール貝)はドイツの冬の味覚
- まずは野菜をさいの目に切ります
- 切った野菜をバターで炒めます
- 白ワインを鍋に注ぎます
- ムール貝を入れて蒸しあげます
- 出来上がりは湯気すらも美味しく感じる!
- 関連記事
Miesmuschel(ムール貝)はドイツの冬の味覚
ムール貝の旬は、語尾がrで終わる月(9月〜2月)が旬と言われているそうで、今まさに旬の真っ只中です!
「庶民の牡蠣」とも呼ばれ、少し苦味がありながらも味わい深い貝です。
魚市場にて3キロものムール貝を買い込む、ドイツのお父さん。
3人で食べるので一人1キロ?!殻もあるとはいえ、かなりの量になりそうです。
ムール貝を3キロも! pic.twitter.com/ZwSTziVYRM
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2016年12月13日
今回はドイツの冬の味覚、「ムール貝のワイン蒸し」を作ってみました!
まずは野菜をさいの目に切ります
人参、根セロリ、ネギ、玉ねぎをさいの目にダンダンと切っていきます。
根セロリは日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、セロリの根の部分で、デコボコした白い蕪…のような形をしています。
ちなみにドイツの野菜市では”スープ用の野菜セット”を束にして売っていることが多く、根セロリと人参、ネギはその”スープ用の野菜セット”で購入しました。
無駄がなくて良いですよね。
日本にもお鍋用のカット野菜の盛り合わせがありますが、あれに近いニュアンスです。
切った野菜をバターで炒めます
大きな寸胴鍋を用意し、野菜を炒めていきます。
さいの目が細ければ細いほど、火の通りが早くて調理が楽です。
人参、根セロリ、ネギ、玉ねぎをサイの目に切って、バターで炒めます。 pic.twitter.com/0vDytSLqgN
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2016年12月13日
<風味付けにプラックペッパーと月桂樹の葉も>
白ワインを鍋に注ぎます
白ワインを一瓶全て鍋に注ぎまして・・・ pic.twitter.com/DuTkCQy0uA
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2016年12月13日
ひと瓶丸ごと!というのに驚きを隠せません。
ワインはドイツのお父さんが
「やっすいワインを入れると美味しくないから、こういう時はわりと良いワインを入れるのが良いよ。」
と、ワインセラーから持ってきてくれました。
日本の酒蒸しも美味しいお酒でやると美味しさが変わるの…かしら?!
ムール貝を入れて蒸しあげます
ムール貝3キロを入れます。…後はどうなるか、分かるな? pic.twitter.com/ZT34zEdx2r
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2016年12月13日
蒸す時間は長く蒸しすぎると身が硬くなるので、10分ぐらい蒸します。
鍋の中でムール貝が酔っ払っているんでしょうねえ。
(まあ、その良い気分のまま死んでしまうのですが。)
出来上がりは湯気すらも美味しく感じる!
<湯気でカメラが曇る>
できあがりました!
このふたを開ける瞬間がたまりません!
<できあがり!さいの目の野菜がまた美味しい!>
こちらの食べ方は、1個目の貝の中身だけをつまみ出します。その殻をトングのようにして、次の貝の中身をつまみ出して食べるそうです。↓
<食べ終わっちゃってるよ!大丈夫、おかわりもたくさんあります。>
冬の味覚のムール貝のワイン蒸し、とても美味しかったです!
日本には貝類の酒蒸しがあって、ドイツにはワイン蒸しがある。
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2016年12月13日
どちらもステキな調理方法なのだけど、貝が蒸されているときに蒸気をあげる鍋を見て
「今貝は酔っ払っているのだな…そして酔っ払ったまま蒸されていくのだな…。」
と思ってしまいます。
関連記事
★次回の記事
ブレーメンに行ってきました!
★音楽つながりで、ドイツのお父さんも大好きなドイツのミュージシャンのRoger Cicero の紹介記事