ジョジョの登場人物は他人のスタンドを羨ましがらない
公開日:2016年12月15日/更新日:2017年4月3日
こんにちは
ドイツで三味線を弾いています、花枝です。
ドイツの朝やけ。綺麗ですねえ。
今日は、A1理論さんによる「A1理論はミニマリスト」よりこちらのエントリを拝読し、感じたことがあったので少し書かせて頂きます。
- 「自分に与えられた能力を活用しよう!」A1理論さんのブログ
- グッときた!A1理論さんの一言
- 「スタンド」と呼ばれる能力で戦い抜く!
- スタンド能力に上下や貴賎はあるか?
- ジョジョの登場人物は他人のスタンドを羨ましがっているか?
- 「自分の能力でどう勝つか?」を常に考える登場人物たち
- ジャンケンに例えるジョジョの面白さ
- 自分の能力でどうやって戦っていくのかを考えることは楽しい
- 後日談:言及いただけました〜!うれぴ〜!!
- 後日談・その2:知り合いがこのブログ読んでて指摘された!
- こんなことも書いています
「自分に与えられた能力を活用しよう!」A1理論さんのブログ
以前、A1理論さんのこちらの記事を拝読しました。
このアイキャッチ画像のジョジョイラストめっちゃ素敵!
と…いうことも、もちろん思ったのですが!そこだけど、そこじゃない!!
「ジョジョの登場人物は他人のスタンド能力を羨まない…?」
というところから、他人を羨むよりも自分の能力が活かせる戦い方を見つけることの大切さを考えてみました。
グッときた!A1理論さんの一言
A1理論さんは本文の中で
世の中、『努力』や『根性』ではないと僕は思う。
すべては自分がどういう『能力』を持っているか?
だと思う。
と書かれていました。
(本文はこの話がメインではないと思うのですが、この部分が本当に響いたんです…!読みが浅くて申し訳ないのですが…。)
この言葉にポン!と膝を打ちました!
そしてアイキャッチのジョジョのイラストを見て…私はあることを考えました。
「それって、ジョジョのスタンド能力に近いような…?」
「スタンド」と呼ばれる能力で戦い抜く!
「ジョジョの奇妙な冒険」
今年30周年を迎えるジャンプ漫画の大御所です。説明も不要なぐらい有名ですね。
私ももちろんジョジョの奇妙な冒険の大ファンです。(初めて読んだのは、忘れもしない4部。好きなのは2部です。)
ざっくり説明すると、作中に出てくる「スタンド」と呼ばれる能力を使って戦いが繰り広がられて行くストーリーです。
スタンドはパワーの強いものやユニークな能力、果ては「え?それどうやって使うの?」と言う能力まで、本当に個性豊かで様々です。
スタンド能力に上下や貴賎はあるか?
ジョジョ好き同士が集まると、高確率で話題に上るトピックがあります。それは
「どのスタンド使いたい?」
これは、これは盛り上がります。
私は個人的にデザインも含めて「グレイトフル・デッド」を使いたいなと思っています。でも、どこで使えばいいんでしょう?!
あとは、5部に偏ってしまうのですが「セックス・ピストルズ」も賑やかでいいだろうなあと思うのですが、銃持っていないしな…。
こんなことを考えたり話しているうちに、時間が経つのを忘れます。
さておき、ジョジョの中でも重要な位置を占めるスタンド(能力)ですが、その能力によっては一見すると
「ん?このスタンドって、役に立つ(相手に勝ちやすい)能力なのかな…??」
「このスタンド能力、弱くないか?別にいらなくない??」
と思う能力のものもあります。
そこまでは思わなくても、
「このスタンドだったら、こっちのスタンドが使える方が良いよな…。」
と思うことは、けっこうあるのではないでしょうか。
ジョジョの登場人物は他人のスタンドを羨ましがっているか?
ですが、ジョジョの登場人物では一人たりとも
「ああ、俺のスタンドがあいつのスタンドみたいだったら…。」
などと思っていないことに気づきました。
誰かが他人のスタンドを羨ましがる描写が一切ありません。
(と記憶しているのですが、いかがでしたでしょうか?)
それは主人公だけではなく、どんな敵キャラにも共通していることです。敵キャラも決して
「あいつに比べて俺の能力は…。」
と、誰一人卑屈に思っていません。
これはとても示唆に富んでいる表現だと思いませんか?
「自分の能力でどう勝つか?」を常に考える登場人物たち
他人の能力を羨むよりも、自分の能力でどう戦っていくのかを常に考えている。
ジョジョの登場人物はとっても”ポジティブ”です。自分に自信があって、自分のことを卑屈に思っていません。
面白いのは、主人公も敵キャラもそうだと言うこと。自分のことを最後まで信じています。だからこそ魅力ある敵キャラもいるし、生き方が輝いているように見えるのではないかと思います。
これはきっと荒木先生ご自身が
自分の能力をよく理解して、自信を持っている
からじゃないのか?とも思います。
現代は他人との比較がしやすく、つい誰かと比べて自分を下に見たり、また一方では他人を見下したりする人もいます。
そのようなことをする必要などなくて、自分の能力を信じ、伸ばし、生かせば良いのではないかと思います。
ジャンケンに例えるジョジョの面白さ
最後に、私の友人がジョジョに関して、とても面白い解釈をしていたので紹介します。
友人と私はジャンプの話をしていて、「ワンピース」と「ジョジョ」には戦いかたに明らかに違うところがあると言うトピックからこのような話になりました。
ワンピースの戦いかたをジャンケンに例えると、
「強いグーに対して、さらに強いグーを出す。」
と言う戦い方だと思うんです。
でも、ジョジョの戦闘描写の面白いところって、じゃんけんに例えると…
自分はグーしか出せないんですよ!
「グーしか出せない自分が、相手にどうやってチョキを出させるのか?」を常に考えて戦っているんです。
自分の出せる能力を最大限に生かして戦うから、どのキャラクターも魅力的に見えるなと、僕は思うんです。
すごく的確なたとえで、面白く、示唆に富んでいました。
今回の記事を書くにあたり、頭の中がクリアになるきっかけをくれた一言でした。
自分の能力でどうやって戦っていくのかを考えることは楽しい
誰しも完璧な能力を持っているわけではありませんし、私は「完璧な能力を持っている人」なんてこの世にいないと思っています。
能力は一つだけではないのですし、能力の掛け合わせや活かす場所によって爆発的に飛躍することもあると思います。
それは何かしらの挑戦をしないことには見つけられませんし、多くの挑戦と失敗によって生み出されていくものだと思います。
後日談:言及いただけました〜!うれぴ〜!!
この記事を書いた後日、ありがたいことにid:inspirexさんより言及を頂きました。
ありがとうございました。言及をいただけて、本当に嬉しかったです!
この記事の中でinspirexさんは
キリューイン花枝さんは、ジョジョの登場人物について、下記のように評されます。
・ジョジョの登場人物は他人のスタンドを羨ましがらない
・登場人物たちは「自分の能力でどう勝つか?」を常に考える
・ジャンケンに例えると、グーしか出せない自分が、相手にどうやってチョキを出させるのかを常に考える
この発想はなかったです。
自分は能力を考えるときに、自分の能力の「絶対値」をどうやって高めるか、ということを考えていました。
http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2016/12/28/201102
「絶対値」を高めることも大切なのですが、いくら絶対値を高めて史上最強の「グー」になることができても、相手が「パー」をだしてきたら負けてしまいます。
と書かれていました。
実は私も「自分の能力の絶対値をあげなきゃ…!」と思っていた時期がありました。
(もちろん、そのような時期はどこかでは必要なのだと思います。)
ですが、私は
- 長く現役で居続けること
- なにをもって自分が「納得」できるか?
…を考えると、自分の能力よりもその能力をいかにして発揮するのか?
ということを考えたほうが、自分の能力と正面切って向き合っていけると考えました。
inspirexさんがおっしゃるように、この世界はありがたいことに…ジョジョのように"負けること=ゲームオーバー"ではありません。
トライ&エラーが許されるこの世の中で、貪欲に独自の戦い方や勝てるフィールドを見つけて行こうではありませんか!
後日談・その2:知り合いがこのブログ読んでて指摘された!
これはブログ外の、オフラインでの話です。
たまたま知り合いになった人(仮にAさん)に、私はこの記事に書いたことと全く同じ話を熱弁していました。
そのとき、Aさんは私のこの話を聞きながら
「あれ?この話、昨日たまたま読んだブログと内容が似ているな〜。」
と思ったそうです。
(そんなことも知らず、私はどんどんしゃべり続けています。)
そして私がひとしきり話終わった後、最終的にAさんがたどり着いた結論が
「あっ……昨日読んだブログ書いた人…
多分、今目の前にいる人だ…!」
と、ブログの世界と現実世界がリンクしたそうです。
いろいろ面白いことが重なったので、この記事はお気に入りです。
こんなことも書いています
★どうやって戦うか?を考えてアメリカから帰国した一年前
★自分の強みを見つけるためにこう言う診断もいいかも
★自分の能力で戦う、ということに少しつながる内容
★個人的に大好きなTEDスピーチ
★ちなみにこのジョジョ記事は、ドイツのハンブルクにいるときに考えたことでした