三味線の駒(こま)は音色を決める大切なもの!三味線駒の紹介
こんにちは、花枝です。
三味線の小道具をイラスト付きで紹介するコーナーです。
今日は「三味線の駒」を描いてみました。
実は三味線は、駒がないと演奏ができません。
隠れた力持ち、駒(こま)の紹介です。
三味線は「駒」がなければ音が出ません
三味線は三本の絹糸を張っています。
ですが、ギターのようにケースから出せばそのまま弾ける・・・というわけではありません。
三味線には「駒(こま)」と呼ばれる糸を持ち上げるブリッジのようなものがないと音が出ません。
三味線の駒の材質
駒は牛の骨、象牙、べっ甲、竹、プラスティックなどで出来ています。
稽古用は舎利駒(しゃりごま)と呼ばれる、牛の骨で出来たものを使うことが一般的のようです。
津軽三味線には低く、竹でできた駒を使います。
また、撥を使わず演奏する小唄では、木で出来た木駒(きごま)と呼ばれる駒を使うこともあります。
駒の高さも用途によって変わってくる
駒の高さは様々なものがあり、用途や演奏する楽曲、流派によって変わってきます。
高さは約0.7mm〜1.5cmの間ぐらいです。
ただ、高さはmmやcmの表記ではなく、◯分◯厘という呼び方をします。
イラストとあとがき
このイラストは舎利駒で高さは4分…1.2cmぐらいの高さのものをイメージして描きました。
かつて、先輩から
「富士山のような形をしたものが、いわゆる形の綺麗な駒だよ。」
と教わりました。
その時は4分の駒…かなり高い駒を使っていましたが、なるほど、形が確かに富士山のように見えます。
その他の三味線イラスト
★オシャレポイントの胴かけ
★ギターで言う所のネック部分、棹
★糸巻き