40時間バスに乗ってニューオリンズからラズベガスへ行った《前編》
こんにちは、花枝です。
今日は忘れられない旅の一つ、ニューオーリンズからラズベガスまでの40時間のバスの旅の話をします。
- 40時間のバスの旅はアメリカ国内を走るグレイ・ハウンド
- オーランドからそのまま日本に帰ってもよかったのですが…
- 友人から勧められたグレイ・ハウンド旅行
- フロリダ州のご近所?ルイジアナ州ニューオーリンズ
- 一年間住んだオーランドにさようなら!
- ウォルト・ディズニーが愛したフレンチクオーターの街並み
- ニューオーリンズにきたらこれは食べとかんと!
- セントルイス大聖堂の近くのカフェデュモンド本店
- ニューオーリンズで2泊した後グレイハウンドへ!
40時間のバスの旅はアメリカ国内を走るグレイ・ハウンド
facebookの謎機能…「1年前のあなた」。
それを見ると1年前の私はどうやら、ニューオーリンズからラスベガスまで、40時間のバスの旅を満喫していたようです。
アメリカ国内を走る高速バス、『グレイ・ハウンド』。
このグレイ・ハウンドに乗るのも初めてでしたが、
「もっとライトなコースはなかったのか…?」
と思うほどのひたすらバス…ひたすら陸路の旅でした。
オーランドからそのまま日本に帰ってもよかったのですが…
当時私は1年間アメリカのディズニーでの仕事を終え、オーランドの知人のご家庭に厄介になっていました。
その間、コスタ・リカへ行ったりオーランドでのんびり過ごしたりしていました。
…というのも、実は一緒に旅をする友人(Aさん)の離職を待っていたという理由もあったのです。
Aさんと帰国の段取りを相談し、
オーランド
↓
ニューオリンズ
↓
ラスベガス
↓
日本
ラスベガス観光の後、空路で日本に帰ろうと計画していました。
つまり、ほぼ陸路でアメリカの東から西に移動して、そこから飛行機で帰ろうという話になったのです。
友人から勧められたグレイ・ハウンド旅行
前回話したコスタ・リカ旅行もお弟子さんから熱心に勧められて決めたのですが、このニューオーリンズとグレイ・ハウンドを使った陸路旅行も友人Aさんからの勧めからでした。
前回のコスタ・リカの記事でも少し書きましたが、私たちのように一年間アメリカのディズニーで働いた者にとって「どういうルートで日本へ帰国するのか?」は大変な悩みどころです。
何と言っても一年間アメリカに住んでいたわけですから、そのまま日本へ直行!という(そういうルートで帰りたい人ももちろんたくさんいますが)ルートではなく、何処かの国によったり、アメリカ国内を旅して帰ったり…と色々あるわけです。
私とAさんは一緒にディズニーのタレントコンペに出演したり、仕事の話もプライベートの話も気兼ねなくできる仲だったのですが、そのAさんが
「ニューオーリンズからバスでラスベガスまで行こうと思ってるけど、一緒にどう?」
と勧めてくれました。
(Aさんが親切なのはその後すぐ
「あ、でもバスで40時間ぐらいかかるけど、大丈夫かな…?」
と、旅行のマイナスポイントであろうところをサッと提示してくれたところです。)
…約2日間バスかー…うーん…。
ですが、
「これから先40時間もバスに乗ることは、多分ないだろうなあ…しかも今より自分が若くなることはないし、こんなにキツそうな旅は一番若い今やっとくべきだよな…。」
と思い、翌日にはグレイ・ハウンドのバスチケットの予約をしてもらいました。
フロリダ州のご近所?ルイジアナ州ニューオーリンズ
<ご近所さんといってもこんなに遠い>
まずは空路でニューオーリンズへ向かいます。
オーランドからニューオーリンズは2時間半ほどですが、航空券も50$を切るほどの激安チケットで行くことができます。
オーランドのあるフロリダ州とニューオーリンズのルイジアナ州はほぼ隣同士。
間にルイジアナ州とミシシッピ州を少し挟みますが、頑張れば車での移動も不可能ではありません。(早くても8時間ぐらいかかるそうなので、絶対やりたくないけど。)
一年間住んだオーランドにさようなら!
朝も4時頃にホテルからオーランド・サンフォード国際空港に向かい(日本から来るときには絶対にお世話にならない中規模の空港です。)、朝6時のフライトでオーランドを後にしました。
短い間とはいえ一年間住んだオーランドを離れた瞬間でした。
なんだか寂しい気持ちもないわけではなかったのですが、眠気が結構強かったです…。
当然、飛行機に乗った直後すぐ寝てしまい、気がつけばニューオーリンズのルイ・アームストロング空港に到着しました。
ウォルト・ディズニーが愛したフレンチクオーターの街並み
空港から市内まで、バスとUberを乗り継いでニューオーリンズのフレンチクオーターに到着しました。
一番の観光名所になっている繁華街ですが、ここはかつてはフランスとスペインの植民地でした。名前がもうフレンチクオーターですが、建物は特徴的なベランダが印象的なスペンの建築様式です。
<有名なbourbon street。向かいの建物はフォーシーズンズのホテルです。>
この街並みはウォルト・ディズニーが愛した街並みとして、唯一カリフォルニアのディズニーランドには「ニューオーリンズ・スクエア」というエリアが作られています。
ニューオーリンズにきたらこれは食べとかんと!
ほとんど流れと勢いだけで決めたニューオーリンズ行きでしたが、ニューオーリンズと言えばどうしても行って食べておきたいものがありました。
それは名物のケイジャン料理…ではなく、ベニエというお菓子です。
私の地元の大型ショッピングモールに「カフェデュモンド」という緑と白がテーマカラーのチェーン店舗のカフェがあります。私の中でニューオーリンズといえばこのカフェのイメージしかありませんでした。
セントルイス大聖堂の近くのカフェデュモンド本店
ニューオーリンズのカフェデュモンド本店はセント・ルイス大聖堂のすぐ近くにあります。
ジャズの演奏を遠音に聞きながらの揚げたてのベニエは最高に美味しかったです。ただ、ちょっと日本のベニエより固かったかな…。粉砂糖の量がすごすぎて、食べ終わった後口の周りがベタベタになりました。
<セント・ルイス大聖堂>
<街中のジャズの演奏も大迫力でした!>
<揚げたて、出来立てのベニエはカフェオレとよく合います>
ニューオーリンズで2泊した後グレイハウンドへ!
次回記事でじっくりお届けしますが、ニューオーリンズでの行動をざっくり紹介すると、街をぶらぶらしたり、ケイジャン料理を楽しんだり、ジャズのストリート演奏を楽しんだり、立ち寄った雑貨屋の店主に
「おい、お前はウズベキスタン人か?そうだろう?」
と謎の勘違いをされたりしました。
(あとで調べると、ちょっとそうかも…?似てるかも…?と思うような写真も出てきました。日本人的な顔立ちの方が多いそうですね。)
ニューオーリンズで2泊した後は、グレイ・ハウンドのバス停に行き、バスに乗ります。
次回はニューオーリンズの街並みをお届けします。
★次回のお話
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