卒業後の進路について、高校生へ講話に行ってきました
<公開日:2017年7月17日>
こんにちは、花枝です。
ちょうどもう一ヶ月ほど前になりますが、地元の高校へ講話に行きました。
今回はその時の話を。
高校生への講話はどんな内容?
「高校生への講話…一体どんなことを話せば良いんだろう?」
と考えていた記事がありました。
この記事を書いた時はドイツにいて、ドイツでの生活を楽しみながら講話内容について頭を悩ませているところでした。
依頼主側が望む「生徒に話して欲しいこと」
日本に帰ると、依頼主の高校の先生方から依頼文書が来ていました。
その文書によると、どうやら今回の講話では
- 現在の仕事について
- 進路を考える時、なにを考えていたか
- 社会に出て苦労したこと
- 夢を叶えるために自分が取り組んだこと
ということを話して欲しい旨が書いてありました。
…なるほど、わざわざ卒業生を招いて話してもらうということですから、その辺りのことはきっちり抑えて話して欲しいということですね。
講話対象人数は20名×2コマ
講話の生徒は希望によって割り振りされるそうですが、私の講話は20名前後いました。
三味線の先生
という謎の肩書きですから、ひょっとしたら10人もいないのでは…?と思っていましたが、思ったより集まってくれて安心しました。
生徒は男女半々ぐらいでした。
ただ、クラスの担任の先生からは
「途中寝る生徒もたくさんいると思いますが…」
とのこと。
実際に話してみると、寝ていた生徒はやはり1〜2名ほどはいました。
寝られるのは残念ですが、魅力ある話ができなかったということで…。
講話内容は自分の高校時代から現在の夢まで
話した内容は長くなるので割愛しますが、伝えたかった大きなテーマは
私は社会人になった今もなお夢を抱いている途中だし、挑戦も続けている
ということです。
高校時代の私は、今の私が三味線の演奏と指導で活動を続けているとは予想もしていなかったでしょう。ましてやアメリカのディズニーで働いたり、海外に三味線を弾きに行ったりとなると尚更です。
もちろん高校生の時に考えていたことや、卒業後の弟子入りの時に苦労したこと、その後の仕事で大変だったことも話しました。
生徒の反応も概ねよく、しっかり前を見て聞いてくれたり熱心にメモを取ってくれている生徒もいました。
最後の質問タイムはなにも質問されなかったのは少し寂しかったですけれど、少し促すと1〜2ほど質問はされました。
質問内容は海外演奏に関してのことや、ディズニーでの勤務についてでした。
やはり”海外”というキーワードは関心を引くようです。
担任の先生が一番熱心に聞いてくれていた
授業が終わった後、担任の先生から意外な一言がありました。
「実は私は教員をしながら、ある競技(プライバシーのため伏せます)で世界大会を目指しています。
今も国内の大会には出てはいるのですが、教員の仕事をしながらだとなかなか練習も思うようにできず…でも、世界に行きたいと思っています。
今日の花枝先生の話を聞き、やはり世界を目指すべきだと心から感じました。」
こう話してくださった先生は、おそらく私と同世代ぐらいだと思います。
とても嬉しい一言でした。
で、ですが…
ひょっとすると今日話した講話内容は、同世代の人向けに聞こえた…のか??!
と思いました。
(もしそうだったとしたら、完璧に対象年齢を間違えているので手痛いミスなのですけれど…。)
そんな手痛いミスもしつつも、意外な反応ももらえ、一応無事に講話は終わりました。
講話の仕事はなかなか受ける機会がないので、とても勉強になりました。
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