ヘルゴランド島で三味線の演奏をしてきました【ハンブルク遠征演奏15】
こんにちは、花枝です。
早いもので、もうハンブルクから帰国して一ヶ月が経ちました。
今回はハンブルク遠征演奏の最後の思い出!
ヘルゴランド島での三味線演奏の様子を書いていきます。
- ヘルゴランド島に行くなら三味線も持っていけば…?
- ランゲ・アナの前で三味線を組み立てる私
- 高知の代表曲「南国土佐を後にして」
- 小唄「ちょうさやようさ」
- 演奏が終わった後…
- これからもいろんな場所で三味線を演奏していきたいなあ…
- 長かったハンブルクの旅も終了!
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ヘルゴランド島に行くなら三味線も持っていけば…?
前回、前々回でヘルゴランドに行くまでのお話を書きました。
もちろん島の散策も楽しみたかったのですが、もう一つ楽しみがありました。
それは…
三味線をヘルゴランド島で演奏してくる
ことでした。
この記事でも書きましたが、三味線は持ち運びできますしね!
ランゲ・アナの前で三味線を組み立てる私
島の先端部分にあるランドマーク、ランゲ・アナの前にあるベンチ。
(島のいたるところにベンチがあって、自由に休めるようになっています。)
そこに座って、三味線を組み立てました。
組み立て終了!
今回は鳥の繁殖シーズンという事もあり、あまり大きな音を出してはいけないなと考え、撥を使わずに演奏する”爪弾き”という奏法で演奏しました。
声もかなりボリュームを落として歌います。
高知の代表曲「南国土佐を後にして」
まずは高知の代表曲から演奏します。
「南国土佐を後にして」は昭和30年代にペギー葉山さんが歌われた事でヒットした曲ですが、今でも高知県民には親しまれている曲です。
南国土佐を後にして【民謡】ドイツ・ヘルゴランド島<helgoland2017>
まさに「南国土佐をあとにして…」という、高知を遠く離れた場所で歌っています。
私の個人的な夢ですが、世界の様々な場所でこの「南国土佐を後にして」を歌っていきたいな…と思っています。
小唄「ちょうさやようさ」
そして、小唄も演奏してきました。
これは「ちょうさやようさ」という曲です。
ちょうさやようさ【小唄】ドイツ・ヘルゴランド島<Helgoland2017>
大阪の住吉祭りの風情を歌った歌です。
関東では神輿を担ぐ時に「わっしょいわっしょい!」と言いますが、住吉では「ちょうさやようさ!」といって神輿を担ぎます。
大阪の風情を歌った歌なのに、どこか江戸っぽい曲調なのが面白くて大好きな一曲です。
この曲は別にここで演奏する必要はなかったのですけれど、お気に入りの曲だったので演奏しました。
演奏が終わった後…
演奏が終わった後、拍手をくれたり感想を言ってくれる人がいました。
そのうちの一人はわざわざ私に「英語話せる?」と確認してから感想を言ってくれたり…。
演奏を聴いていた女性:「さっきの演奏はこの鳥たちに向けて演奏したのよね?」
私:「(お!そういう解釈なのか!)そうでもありますね。私にとって初めてのヘルゴランドだったので、この島に生きる生き物に捧げました!」
演奏を聴いていた女性:「そうねのね!とてもノスタルジックな気分だった!素敵ね!なんという楽器なの?」
私「ありがとうございます!(^^)これは日本の三味線という楽器です!」
…と、つたない英語で何とかお礼を言いました。
これからもいろんな場所で三味線を演奏していきたいなあ…
私が考える三味線の魅力は
持ち運びの気軽さ
にもあります。
海外にも気軽に持っていけて、旅先で組み立てて演奏できる…
弾き歌いができれば楽しさは倍増です!
おそらくここヘルゴランド島で三味線を演奏した人はあまりいない(もしかしたら、初めての人?)でしょうし、こんな滅多に来れない場所で演奏できたことで、また一つ三味線の魅力を自分自身の経験として感じ取れました。
こうして私が海外で堅苦しくなく演奏する姿を見て、もしかしたら誰かが
「あ、三味線ってこんな気軽な楽器だったんだ!」
「私もこんなところで三味線を演奏してみたいな…」
そう思う人がどこかにいるかもしれないし、そういうことから三味線をに興味を持つかもしれない…。
もしそうだとしてら、これほどまでに楽しい&ユニークなアプローチはほかにないと思うのです。
日本一フットワークの軽い三味線・小唄奏者になろうかな!(^^
長かったハンブルクの旅も終了!
さて…15回という長きにわたり、ハンブルクでの三味線演奏や町巡りの様子をお伝えしました。
これでも書き足りない、まだまだ書きたいこともたくさんありますが!この記事でひとまずハンブルク旅行記は終了です。
Tschüss‼︎
(ドイツ後で「じゃーね!」みたいなニュアンスの言葉。大好きな響きです。)
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