三味線教室のおさらい会を企画しています
こんにちは、花枝です。
9月に入り随分と涼しくなりました。今、まさに遅めの夏休みを満喫中です。
今回は、三味線教室の生徒さんに出演してもらう、おさらい会の企画について書きます。
「おさらい会」は発表会みたいなもの
「おさらい会」
というように書きましたが、平たくわかりやすく言えば「発表会」のことです。
生徒さんたちが練習した成果を、一つの区切りとして発表の場で発表する…。
というものです。
だいたい「発表会」という名称を使うことが多いのですが、私は「おさらい会」という名称が好きで、こちらを使うことにしました。
「おさらい会」の起源は「あげざらい会」
日本の歴史を遡れば
”邦楽(音楽)だけを舞台で楽しむ”
という文化は、大正時代頃まではなかったようです。
それまでにもちろん、お箏や三味線などの邦楽の習い事はありました。
その頃はといいいますと、稽古の曲が一段(一曲)仕上がると
”あげざらい会”
という名称で、発表したそうです。
ただし、ホールや劇場などではなく小さな座敷をつかって、内内で発表するだけの場だったそうです。
いうなれば、クローズドな身内だけの発表の場、ということです。
実は私個人の教室のおさらい会は初めて!
気がつけば、私は通算では9年ほど三味線教室をしています。
ですが、今まで個人の会での三味線のおさらい会を企画したことはありませんでした。
今までは
- 町や地区の文化祭に一緒に出演する
- 日本舞踊の会に賛助出演で出演する
- 大手のカルチャースクールの文化発表会にまとめて出演する
という形でのおさらい会でした。
自分で企画して、会を催す…という事は初めてで、とてもワクワクしています。
気軽なおさらい会にしたいな!
初めてのおさらい会は、ホールや舞台などではなく
古民家
を使った会にしようと考えています。
雰囲気のいい古民家があるので、そこをぜひ使いたい!
…という気持ちももちろんあるのですが、一番の理由は
生徒さんに、気負わずに出演して欲しい
という気持ちからです。
そして、古民家で演奏するという”雰囲気”を楽しんでもらえたら…と考えています。
まだまだ企画途中ですが、生徒さんに
「出演してよかった!」
と思ってもらえる様な会にしていきたいです。
おさらい会に関連付けて、
「あ、これは素敵だな…」と思ったツイートを引用します。
芸を極めるのに、「ある程度上達するまで人に知られないで、上達してから披露したほうがいい」などという人が常に居る。「お前何十年も修行して達人にでもなるのを待ってから戦場に出るつもりか?気の長げェ話だな」というガッツの言葉の通り、そんな人が芸を身につけた例は一つもない。(第百五十段)
— 吉田兼好 (@tsuredure_bot1) 2017年8月29日
最後に、私の夏休みを…ご紹介します!
夏だったな…
— 花枝(hanae)花織@三味線小唄はてな (@hanae_kiryuin) 2017年8月30日
うん、夏だったな… pic.twitter.com/gIjTcR05Ux
地元の川なのですが、とても美しい川です。
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★過去に書いた発表会に関する寄稿
★と、それの追記