オーランド補習校での三味線演奏【オーランド遠征演奏5】
こんにちは、花枝です。
引き続き、アメリカはフロリダ州・オーランドの旅行記です。
今日はメインイベントである、オーランド補習校での三味線演奏のことを書きます。
- きっかけはオーランドの三味線の生徒さんから…
- 日本語の補講をする「補習校」
- 生徒と保護者の皆様・関係者合わせて約200名も!
- 持ち時間15分の勝負!
- 最後は三味線の分解をしてみました
- 生徒・保護者の反応と来年の課題
- 演奏を終えての追記<10/10追記>
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きっかけはオーランドの三味線の生徒さんから…
今回の滞在中、オーランド補習校で三味線の演奏ができるようになったのは、あるご縁がきっかけでした。
2015〜2016年の一年間、私はアメリカのオーランドにあるディズニーワールドで働いていました。
それも…寿司職人として!です。
それに関しては、過去の記事にも書きました。
この時、就業時間以外の時間や休日などを利用して、地元の日本人の方に三味線を教えていました。
日本から遠く離れたオーランドにも、三味線を習いたいと思う人がいるのか…
ととても嬉しく指導していました。
この時のオーランド三味線教室のお弟子さん第一号が、オーランド補習校で働かれていたのです!
このことがきっかけで、オーランド補習校での演奏も決まりました。
日本語の補講をする「補習校」
オーランド補習校…
と言っても
「補習校ってなにをするところ??」
と思われる方も多いと思います。
簡単に言えば、簡易版の日本語学校です。
日本語学校は日本の教育カリキュラムに沿って授業を組みます。
それに対し、補習校は土曜日の午前中だけを利用して”日本語の補講”を行う教育施設です。
ここ、オーランド補習校でも幼稚部から中学部まで、約100名の生徒さんが在籍しています。
演奏前には学校の授業の様子なども拝見させていただきました。
オーランド補習校を見学させて頂きました!「大きなかぶ」の日本語劇がとても可愛らしかったです😊 pic.twitter.com/6fsHu6xUM3
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2017年9月25日
生徒と保護者の皆様・関係者合わせて約200名も!
この日の演奏は、授業枠ではなく放課後の時間枠内での演奏となりました。
時間も15分と短く、「生徒がどれだけ残ってくれるだろうか…?」ということを心配していました。
ですが、いざ演奏の時間になると…!
なんと200名近くもの方々が演奏のために残ってくださいました。
生徒が約100名、保護者が同数ぐらい、そして先生やオーランド大学の関係者さんも見にいらして下さっていました。
持ち時間15分の勝負!
持ち時間は15分…
多少オーバーしてもいいとも言ってくださいましたが、20分での演奏となりました。
この日演奏したのは
- さくらさくら
- よさこい鳴子踊り(高知県民謡)
- 千本桜
- しばてん音頭(高知県民謡)
の4曲でした。
特に信じられないぐらい盛り上がったのは…
高知県民謡の”しばてん音頭”でした!
なんと手拍子が沸き起こったほどで、とても嬉しく感じました。
最後は三味線の分解をしてみました
そして、生徒たちの眼の前で三味線の分解もしてみました。
この三味線分解は外国ではかなり興味を持たれます。
この時も子供達に
「近くに来て見てもいいよ!」
…と言いますと…!
こんなに近くに寄って見ていましたし、最後まで熱心に見てくださいました。
生徒・保護者の反応と来年の課題
普段なかなか生演奏の三味線を聴ける機会がなかったということもあり、生徒や保護者の皆さんからは大変好評をいただいたようです。
本当にありがたいことです…!
そして、どうやら大学の関係者の方もいらっしゃったそうで
「来年はUCF(セントラルフロリダ大学)でもぜひ!」
とも言って下さいました。
「11月ごろに「オーランド日本祭り」というイベントもあるので、その時期に合わせて来てくれると嬉しい…!」
といったお声もいただけましたので、来年ももし可能でしたら秋頃にオーランドにいきたいと思っています。
たくさんの生徒さんと保護者の皆様に、三味線の音色をお届けできました🎵#三味線 pic.twitter.com/Vlj5UakukT
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2017年9月23日
関係者の皆様に御礼申し上げます。
貴重な機会を本当にありがとうございました!
演奏を終えての追記<10/10追記>
帰国してからすぐに書こうと思っていた、オーランド補習校の演奏記事ですが、思った以上に遅くなってしまいました…。
というのも、このオーランド滞在中はもちろん、補習校での演奏を経て
「帰国したら三味線でこんなことやってみたい…!」
「帰国したら◯◯の人に会いに行こう…!」
と思うことが多くありました。
そして、CRプログラムの現役生さんとお会いできたことも、自分自身にとって大変な励みになり、とても刺激を受けました。
今は高知に帰り、次の三味線での新しい取り組みに四苦八苦しておるところです。
ひとまずは従来通りの仕事ではありますが、海外クルーズのお出迎えをしたり、海外青年団の歓迎パーティーで演奏したり…ということをしています。
来年はもっと新しい形の活動を考えたり、他の演奏者とのコラボを考えたりしています。
それらの新しい取り組みから生じる、初めての経験や未知の感情に驚くばかりです。
30歳を超えてもなお、まだまだ未経験のことはありますし、学習できるのです。
これほどの喜びが他にありましょうか?
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