第63回各派名流小唄鑑賞会<酣春会>に出演します
こんにちは、花枝です。
9月28日に、三越劇場にて行われます「第63回各派名流小唄鑑賞会<酣春会>」に出演します。
各流派の小唄が楽しめる鑑賞会
さすが東京は小唄の会が多く、年間通じて8回程大きな会が催されています。
以前私が市丸賞を受賞した「ビクター名流小唄まつり」もその一つです。
www.hanae-chiritote.com
今回は市丸賞を受賞したことがきっかけで出演のご依頼をいただき、唄わせて頂くこととなりました。
持ち時間が長いので3曲唄います
小唄の会だとだいたい一人の持ち時間が決まっています。
長くても5分ぐらいなのですが、今回の会では持ち時間が8分という、かなりの長時間をいただけます。
小唄はだいたい2番で一組になるのですが、持ち時間が8分もあるので3曲歌うことにしました。
演目は
- 田村
- 夕立のあまり
- 花すすき
です。
四季折々の移ろいを表現
今回の演目を決めるにあたり、「季節」をイメージしてみました。
そして、田村流の流派の曲を多めに選んでみました。
一曲目の「田村」は田村流の曲で春の曲です。
♫さくらさくらの木の間にもれる
という唄の文句で始まります。
三味線の手もユニークで、大好きな曲です。
過去の記事を見ると、2017年の4月に初めてお稽古をつけていただいた曲ですね。
二曲目の「夕立のあまり」は、昔からある曲です。小唄の中でも大変有名な、いわゆるスタンダードなナンバーです。
♫夕立の あまり強さに ちょっと雨やどり
なんだかそういった景色が目に浮かびそうな歌詞です。
これは小唄を始めた頃ですので、ずいぶん前にお稽古つけていただきました。
最後の「花すすき」も、田村流の小唄です。
江戸時代の俳人、与謝蕪村の
『花すすき ひと夜はなびけ 武蔵坊』
という俳句から生まれた小唄です。
♫花すすき 風に吹かれて やさしくなびく
という唄の文句から始まります。
これは2017年の秋頃にお稽古つけていただきました。三味線が「六下がり」という変わった調弦方法で、耳コピが大変でした。
どの曲も面白みがあり大好きです。舞台では唄ったことがなく、勉強になることばかりで大変楽しみです。
第63回各派名流小唄鑑賞会<酣春会>
詳細は下記の通りです。
2018年9月28日(金)
12時開演
三越劇場(日本橋三越本館6階)
私の出番はトップバッターの1番目です!(一番最初はご祝儀の演目があります。)
頑張ります。
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