ヴァルトブルグ城を目指しアイゼナハへ《エアフルト遠征演奏旅行7》
こんにちは、花枝です。
10月4日〜12日の日程で、ドイツのエアフルトに行ってきました。
今回の滞在は、10月5〜7日にエアフルトで開催された「MAG2018」の演奏と、周辺の観光も兼ねて約一週間のドイツの旅でした。
この記事では滞在7日目をご紹介。
この日はまたまた電車に乗り、アイゼナハまで行ってみました。
- アイゼナハまで40分の電車の旅
- ヴァルトブルグ城を目指して
- お城までの山道散歩
- 宿泊も可能なドイツの古城
- 「山よ!私に城を!」でできたヴァルトブルグ城
- 古城のポストでお手紙を
- 古城見学ツアーへ申し込み
- 盛りだくさんすぎて情報量がすごい城内ツアー
- 膨大な量の調度品の数々
- 今も残るルターが聖書を翻訳した部屋
- バッハの生まれた街へ
- ドイツのアイスコーヒーといえば?
- 最後の夕食はドイツ料理のグーラーシュ
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アイゼナハまで40分の電車の旅
ドイツ滞在最終日ということで、今日は電車に乗って近郊の町アイゼナハへ行きました。
今日は電車でアイゼナハに向かいます🛤 pic.twitter.com/2l4Bc3yHNF
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月10日
エアフルトからアイゼナハまでは電車で約40分ぐらい。昨日のライプツィヒよりかはだいぶ近くです。
ヴァルトブルグ城を目指して
電車は無事アイゼナハ中央駅に到着。
まずは今回の観光の目玉であるヴァルトブルグ城を目指します。
ヴァルトブルグ城は街中から少し離れた、山の上にあります。(高知で言うところの五台山ぐらいの山です。)
3番(もしくは10番)バスに乗って向いました。
アイゼナハの世界遺産、ヴァルトブルグ城に来ました。
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月10日
要塞のお城は瀟洒なお城とはまた違ったカッコ良さです! pic.twitter.com/mQ45HjBdp8
お城までの山道散歩
バスの降り場からお城までは、少し歩いて山を登ります。
程よいハイキングぐらいの距離で、気持ちよく歩けます。
この日はお天気も本当に良くて、空が澄み渡っていました。
宿泊も可能なドイツの古城
歩くこと15分、ヴァルトブルグ城の入り口が見えてきました。
ヴァルトブルグ城は展示用のお城部分と、宿泊ができるホテル部分と別れています。
ドイツにはかつてのお城に宿泊できる”古城ホテル”がいくつかあるそうですが、ヴァルトブルグ城もその一つです。
名前もなんと…
ロマンティックホテル アウフ デア ヴァルトブルグ
名前もさることながら、内装もとてもエレガント!
この方のブログには宿泊のことも詳しく書かれていて、おすすめです。
私たちは宿泊はできなかったので、お城の見学後にこの建物の中にあるカフェで昼食をとることにしました。
「山よ!私に城を!」でできたヴァルトブルグ城
私はヴァルトブルグ城のことを全く調べないまま来てしまい…
「世界遺産のお城!わーい!」
ぐらいの気軽な気持ちで見ていました。
このヴァルトブルグ城はドイツにとって重要なお城なのだそうで、来る前にもうちょっと勉強しておけばよかったと後悔しました。
アイゼナハを統治していた領主が
「山(Berg)よ!私に城(burg)を!」
で、ヴァルトブルグになったとか。でもヴァルトブルグのスペルはWartburgですが、まあ細かいところはまた調べてみます。
古城のポストでお手紙を
城門をくぐって中に入ると、中庭にたどり着きました。
ヴァルトブルグ城は何世紀にもわたって建築が進んだお城なので、時代によって建築方法が少しづつ変わっているのも見所なんだとか。
確かにそうやってみてみると、パッチワークっぽさも感じられます。
さて、エアフルトのペータースベルク要塞にもあったように、ここヴァルトブルグ城にも郵便ポストがありました!
ヴァルトブルグ城にも珍しいポストがありました📮宝箱みたい!
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月11日
ライプツィヒで出しそびれたハガキを投函しました✉️ pic.twitter.com/ruoW8lsHCc
RPGに出て来る宝箱みたいですね。アイテムとか入っていそう。
ここからアメリカの友人に手紙を出しましたが、届いているだろうか…。
古城見学ツアーへ申し込み
さて、このヴァルトブルグ城は無料で関学できるエリアもあって、それだけでも十分楽しめます。
が、やはり見学ツアーに申し込んでしっかり城内をみて来たいと思います。
このエリアももちろん無料ですし、カフェエリアも無料で入れます。
ツアーは1時間コースで10ユーロほど払いました。時間制になっていて、指定の時間まではこの中庭で待つことになります。
盛りだくさんすぎて情報量がすごい城内ツアー
城内ツアーは1時間と言うことで、
「まあ、さらっと城内見学をして出て来るぐらいだろう!」
と考えていましたが大間違い!
ガイドさんが一つ一つの部屋を丁寧に説明してくれて
- 騎士の間
- 食事の間
- エリザベートの間(下の写真)
- 吟遊詩人の間
などなど、盛りだくさんでした。
この歌合戦の間がこのお城のハイライト。
この間取りを真似てノイシュバンシュタイン城の広間も作られているそうです。
城内見学ツアーはこの歌合戦の間で終了ですが、そこから先がまだあったのです!!
膨大な量の調度品の数々
ガイドさんの案内の後は、なんと城に残されていた装飾品や調度品の数々の展示が見られるようになっていました。
この写真は城主の部屋か、かなり景色のいいところにあった部屋です。
左奥の洗面台が気になりますね。
ベッドが小さいなと思ったのですが、身体を折り曲げて寝ているスタイルだったそうなので、特段背が低いと言うわけではなかったようです。
先ほどの部屋の近くから見える景色はこんな景色。
すごい…街が一望できますね。
調度品の展示は甲冑だったり絵画だったり、食器や楽器まで、様々ありました。
この水さしはひょっとこみたいで可愛いですね。
ヴァルトブルグ城に展示されていた水さし。
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月12日
ひょっとこみたいな顔が愛らしくて、関連グッズを探しましたが残念ながらありませんでした😑 pic.twitter.com/Sm9kt9duhe
今も残るルターが聖書を翻訳した部屋
そして、このお城見学の目玉の一つがこちら!
ルターが聖書を翻訳した部屋
です!
1517年がルターが宗教改革を始めた年と言うことで、2017年にはドイツで「ルター宗教改革500年記念祭」みたいなこともやっていたそうです。
(そういえば、ハンブルクのニコライ教会でそんな冊子を見たような気もする)
この部屋でルターは聖書を翻訳していたわけですが、途中、悪魔のささやきが聞こえてきて気持ちを戻すために壁にインク壺を投げつけたそうです。
(写真中央の、壁にかぎ針みたいなものが引っかかっているところらへん。ちなみに、かぎ針みたいなものは悪魔のオブジェ。)
数十年前ぐらいまではインクの跡が壁に残っていたそうですが、今はもう見えませんね。
ちなみに、画面右にある白い大理石みたいなものは、鯨の骨なんだそうです。リターが翻訳作業をしていた頃からあるものなのだとか。
ヴァルトブルグ城はお土産も充実していて、なかなか面白かったです!
ちなみにロバがマスコットキャラクターになっていて、ロバグッズもありました。
バッハの生まれた街へ
ところ変わって、アイゼナハの市内へ。
ここはバッハの生家の近くです。
昨日のライプツィヒに続きバッハゆかりの地を巡っています。
バッハの生家は今では綺麗な博物館として展示されています。
トーマス教会のバッハは非常に厳しい威厳のある顔つきでしたが、こちらのバッハはなんだかとても優しそうな微笑をたたえています。
中の展示はバッハのキャリアというよりかは、生い立ちに関する展示が多かったですね。楽器の展示も充実していました。
アイゼナハにはバッハの生家もあります🎹
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月12日
1枚目はバッハの生家のご近所の写真。(生家は今はキレイにリニューアルされていました。)2.3枚目はバッハが演奏に使っていたもので、現在も音がでます。鍵盤の白黒反転にご注目👀 pic.twitter.com/aS8cQTBQHC
チェンバロは今も音が出るほど保存状態が良く、よくぞ戦火を免れて今日まで残っているなと驚きました。
バッハの部屋は入れないのですが、卓上に置かれている簡易チェンバロは実際に作曲に使われたものなのだそうです。
ドイツのアイスコーヒーといえば?
バッハの生家を見学した後、お茶をすることに。
バッハの生家から歩いて3分ぐらいのすぐ近くのカフェです。
ここではアイスコーヒーを注文したのですが、ドイツでアイスコーヒーというと
- グラスにアイスクリームを入れる
- そこに冷たいコーヒーを注いで
- 上にホイップクリームをのせる
…といった代物が出てきます。
日本でいうと…なんだろ?”コーヒーフロート”のfloatして(浮いて)いないもの?みたいな感じでしょうか??
ドイツのアイスコーヒーを注文すると、グラスにアイスクリーム+冷たいコーヒー+生クリームという代物が出てきます😲
— 田村花枝HanaeTamura (@hanae_tamura) 2018年10月11日
2枚目はシュークリームみたいなケーキです🍰 pic.twitter.com/ngRzKN7F9F
ケーキはシュークリームみたいなもので、中には生クリームとクランベリーソースが入っています。
最後の夕食はドイツ料理のグーラーシュ
荷造りがあるので、この日は早めに帰ることにしました。
夕食はパプリカと牛肉の煮込み料理「グーラーシュ」です。
食材を残さないため、食卓がかなりいっぱいになっています。
次は帰国までの道のりと旅のまとめを書いていこうと思います。
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