感動の上に経験を積み重ねていく
こんにちは、花枝です。
今日は備忘録がてら思ったことをつらつらと。
5年ほど前に、お宝鑑定団で有名な鑑定士・中島誠之助さんの講演会に行きました。
その時のことをちょっと振り返った記事を書いていますが、最近またふとしたことでこの講演で聞いた話を思い出しました。
中島さんは講演の中で
「まずはじめに”感動”ありき。そしてそこに経験を積み重ねる」
と言うことの大切さを説いていました。
鑑定士に必要なのはもちろんものを見極めるために必要な教養なのですが、それ以上に”良いもの”をたくさん見て感動すること・心が打ち震える体験をした上に経験を積み重ねていくことが大切だと話されていました。
感動するものに出会うこと…。
「そんなに簡単に感動するものがあるのか?」と言う意見もあるかもしれませんが、私は身の回りにも感動するものはたくさんあるのではないかなと思います。
最近だと梅の花の形の美しさに、ちょっと感動したりしています。梅の花は好きな花の一つなのですが、この季節はことさら自然の芽吹きを美しく感じたりします。
私が中島さんの主張を「良いな」と感じるのは、感動も経験も自分で積み重ねるもの(もちろん他者の協力ありきのものもたくさんあります)であり、自分の足で踏み出して獲得して行くものでもあり、最終的にそれらで得たものは誰にも奪えないものである…ということです。
- 感動したこと
- 経験したこと
これらは誰にも奪うことのできないものです。自分の中の「感動」「経験」そしてもちろん身につけた「教養」も。
人によって何に感動するかも違えば、何を経験するか(できるか)も変わってきます。それで得られるものも誰一人同じものはないと思います。
景色だったり自然の有様だったりすること以外にも、何かしらの芸能や表現で感動することもたくさんあります。ステージでの歌唱だったり演劇、たくさんあります。
でもそれだけではなく、誰かの何気ない一言やさりげない優しさ、何かしらの出来事にも心を大きく動かされることもあります。良いことも悪いことも含めてです。
今年もどんなことに感動するんだろう、どんな出会いが待っているんだろうと、予定を立てるたびに思います。