ビクター名流小唄まつりに出演しました
こんにちは、花枝です。
7月は移動の多い月となりまして、7月10日に東京三越劇場でビクター名流小唄まつりに出演しました。
2018年に受賞した「市丸賞」
ビクター名流小唄まつりは、2018年に初めて出場いたしました。
その時に光栄なことに「市丸賞」という、大変いい賞を頂戴しまして、本年度は昨年受賞者という枠組みで出演させていただくこととなりました。
とっても涼しい東京・気温24度
この時東京へ行ったのが7月9日から11日にかけて。この時の東京は本当に涼しかったのです!
「今年は冷夏かな?」
と話していたのが嘘のように、この後すぐ暑いいつも通りの夏が来てしまいました。
到着した日は、ビクター名流小唄まつりの1日目を鑑賞し、その後浅草へ足を伸ばしました。
浅草のほおずき市では、あまりの涼しさに気温計を持ってレポートするレポーターさんの姿も!
実はお天気もあまりよくなさそうな予報でしたが、この日は曇り止まり。
ほおずきをお土産に買いました。
今回の出演演目
今回は
- 土用干し
- ままになるなら
という2曲で出場しました。
「土用干し」は田村の小唄なのですが、少し切ない恋の物語と季節の景色がうまく組み合わさった名曲です。とっても難しい曲です。
「ままになるなら」は小唄会でもよく歌われる曲ですが、軽妙なリズムの中にも技巧が凝らされており…これもまた難しい曲です。
小唄に簡単なものはないのだと、いつも考えさせられます。
私は田村流なので「できれば田村の曲をたくさん唄ってみたい!」という個人的な気持ちもあり、毎回田村の小唄に挑戦させていただいております。
7月10日の本番を迎え
本番が始まってご祝儀曲の後、すぐに「市丸賞」の選考があります。
去年自分もこの場で選考に出ていたのだなと思うと、胸がドキドキしてきました。
選考の演目の中では「山中しぐれ」が非常に人気がありました。
去年私が選考に出ていた時も、2名ほど「山中しぐれ」を歌われており、この季節に大変人気のある曲なのだと改めて感じました。
いざ本番が始まってしまうとあっという間に終わってしまうのが小唄の舞台です。
(何と言っても出演時間が4分間!)
思った通りにできたところもできなかったところも、全部含めての勉強です。
本年度の市丸賞受賞者
本年度の受賞者の皆様は、こちらです。
2日目の受賞者の方はこちらです。
7月11日に市丸賞を受賞された長生恭帆さんとは少しお話できる機会をいただきました。
実はビクター名流小唄まつりは2020年にグランドフィナーレを迎えます。60回という記念の年に最後の年となります。
それに伴い、市丸賞の選考は今年で最後になるそうで、本年度に受賞された皆様は最後の受賞者さんということになります。おめでとうございました。
来年のグランドフィナーレにも、もし機会を頂戴できれば嬉しいです。
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