南米の島コスタ・リカで30歳を迎えました
こんにちは、花枝です。
今日は1年前の私がどこにいたのかなと思い、写真を遡ってみた話です。
- 一年越しぐらいに同期と再会したら…
- お弟子さんから勧められたコスタ・リカ
- 温泉とジュラシックパークという漠然としたイメージ
- 温泉は火山の麓に
- いきなり町の定食屋に勝手に寄るタクシーの運転手
- 火山の周りを馬に乗ってトレッキング!
- 海と島は確かにジュラシックパークっぽかった
- 1年前、確かに私はコスタ・リカにおりました
- ”自分が行こうと思って行った”ことが大事
- その他旅行の話
一年越しぐらいに同期と再会したら…
先週の土日、一緒にアメリカのディズニーで働いていた同期が高知県に遊びに来てくれていました。
やはり忙しい職場で苦楽を共にした同期なだけあって、色々と思い出話に花が咲きましたし、今現在の話やこれからの話も語りつくせぬほど話し合いました。
そして、「ほんまに1年って早かったね〜。」と、時の流れの速さを、お互い首がもげるぐらい縦に振って激しく同意していました。
と、その時に、「あれ?そういえば去年の今頃って私どこにいたんだろう?」と思って、アルバムの写真を遡ってみていました。
去年の私はどうやら南米のコスタ・リカにおりました。
お弟子さんから勧められたコスタ・リカ
その当時私はアメリカ・フロリダ州のオーランドというところで働いていました。
オーランドから一番近い有名な観光地だと…もちろん私が働いていた世界最大のディズニーリゾートや世界最大規模のユニバーサルスタジオも有名ですが、海外ドラマなどでおなじみのマイアミも比較的行きやすいところにあります。
また、フロリダからは南米の島々が近いので、よくプエルト・リコやバハマなどへ行くクルーズ船も出港しています。
だいたいディズニーで1年間の勤務を終えた人たちは、その後アメリカを周遊したりメキシコに行ったり、南米諸国(主にペルーやブラジルなど)を回ったりして帰国するのが王道ルートでした。
が、私はその時かなりマイナーな渡航先であるコスタ・リカを選びました。
…というのも、それには理由がありまして。
オーランドで三味線を教えていた弟子の中に日本人の奥さんがいまして、その奥さんから
「先生!コスタ・リカは温泉があって景色も綺麗で、本当にオススメですよ!」
と言われました。
「私の人生の中でこれほどまでに熱心にコスタ・リカ行きを勧められることは、きっともうないだろうなあ…」
と思い、その翌日には同期数名にコスタ・リカ行きの話をして同行者を募りました。
幸いにも仕事の同期と、とても中の良い同期が行ってくれることとなり、オススメされた数週間後には無事コスタ・リカ行きの航空券を買うことができました。
温泉とジュラシックパークという漠然としたイメージ
その後コスタ・リカでの予定を考えたりしていたのですが、どうもコスタ・リカと聞いてもパッと思い浮かぶものが何もありませんでした。
温泉はお弟子さんから強く勧められていましたので、もちろんそれは入れることにしたものの、他が全く思い浮かびません。
ただ、インターネットで調べてみたところ
ジュラシックパークの撮影をしていた
ということが分かりました。
私がアメリカで働いていた年は映画「ジュラシック・ワールド」が公開されたこともあって、かなりじぶんのなかで”恐竜熱”が上がっていたところでした。
ぼんやりと「コスタ・リカに行けばジュラシックパーク的な景色がきっと見れるんだな。」と思い、漠然と海に行くという予定を立て、ざっくりした工程表を作りました。
温泉は火山の麓に
そもそもコスタ・リカに詳しい人が同行してくれるわけではないので、工程表もかなりおおまかにザックリ決めただけでした。
細かい予定を詰め込みすぎると予定外のアクシデントに対処しきれないと思い、初コスタ・リカにしてはかなりゆるい予定でした。
案の定、空港から温泉に向かう時点で3時間ちかくタクシーに乗らされ、走る道は「ここ、高知?」と思うぐらい超田舎豊かな緑に囲まれており、高低差はげしい山道を抜けて花山の麓に到着しました。
すごい…何にもない!!清々しいぐらい!!
いきなり町の定食屋に勝手に寄るタクシーの運転手
山道を抜け、標高の高いところに差し掛かった時、タクシーの運転手のおじさんが
「君たち、ご飯食べるよね?いいところがあるから寄ろう。」
と言いだしました。
「え?食べないという選択肢はないのかな??」
と思いながら断る理由もなかったし、そういえばお腹も空いていたので寄ることに。
車を降りるとこんな景色が広がっていました。
これは置き去りにされたら絶対に帰れない…。
そんな心配をよそに、慣れた感じで注文をする運転手のお兄さん。
もしかして常連さんだったのだろうか?
しばらくすると料理が出てきました。
一番奥は野菜の付け合せみたいなものでした。
左は焼いた鶏肉とご飯と蒸した豆。
右は魚のフライとご飯と豆でした。
ちなみに卵そぼろみたいな黄色いのは、なんかの野菜でした。
昼食後、さらに山道を下っていきます。
この時点でもう同期はグッタリしていました。
火山の周りを馬に乗ってトレッキング!
ひとまず、何を差し置いてもグッタリした同期を休ませました。
同期が回復してから、近くにあるアレナル火山の近くを馬に乗って周遊してきました。
<馬に乗って火山の周りを壁外調査>
私の馬は「マパ」という名前の女の子で、とても自由奔放な性格でした。
<巨大なアレナル火山>
途中雨が降ってきて、ガイドのお兄さんが貸してくれたポンチョが深緑色だったのですが
「見て!私らちょっと調査編団っぽいよ?!?!?!」
と私たちのテンションがバカみたいに上がっていました。
海と島は確かにジュラシックパークっぽかった
翌日は私の誕生日だったので、同期二人がお祝いをしてくれました。
人生は長いですが、コスタ・リカで誕生日を祝ってもらえる経験は…後にも先にもなかなかないことだろうなあと思いました。
その後半日クルーズで無人島に行ったのですが、確かに茂みの中から緑の小さいキーキー騒ぐ集団で襲いかかる恐竜(名前忘れた)が出てきそうな島でした。
ご覧の通り、海がとてもきれいなのですが・・・私は海で泳ぐには少し皮膚が弱く、
「海とは眺めるものだ。」
ということを人生の教訓として信じているので、泳ぎませんでした。
<コスタ・リカの海。加工なしでこの青さはすごい。>
1年前、確かに私はコスタ・リカにおりました
まあ、つらつらと旅行体験記をざっくりと書き連ねましたが…。
それほど珍しい経験をしたわけでもなし、きっちり観光旅行をしたわけでもなし、特別美味しいものを食べたわけでもないのです。
コスタ・リカに来てまで海にも入らなかったし、お土産も”Costa Rica”と書かれたステッカー一枚とコーヒーだけ。
ホテルでは同期とyoutubeで「世にも奇妙な物語」を見ていたので、「本当に何しに行ったんだよ!」と言われそうな旅行でした。
ですが、こんな旅行でよかったんです。
私はオーランドの弟子にコスタ・リカ行きを勧められ、これはまたとない機会だから行こうと思い行った。それだけでもう充分です。
”自分が行こうと思って行った”ことが大事
極めてシンプルですが、背負うものが多くなればなるほど、これほどにシンプルなことがやりにくくなってしまいます。ましてや人に見られる、見せるための旅行だなんて誰が主体で一体誰のために、何のために行くのでしょうか?
コスタ・リカに再訪することはもうないかもしれませんが、思い出深い旅行先になったことは間違いありません。
その他旅行の話
★パスポート更新の話。
そういえばコスタ・リカの入国スタンプも更新前のパスポートに押されているなあ…。
★コスタ・リカに行った後のニューオーリンズからラスベガス旅行
★2016年の12月にはドイツに行きました。