東儀秀樹さんの雅楽ワークショップへ行ってきました
こんにちは、花枝です。
先日、雅楽の演奏で有名な東儀秀樹さんが、高知で雅楽のワークショップを開講してくださいました。
意外と触れるきっかけがない雅楽
私の友人に雅楽の竜笛がいます。
そんな身近に雅楽に携わっている人がいるのに、実は雅楽が一体どういうものなのか今ひとつよくわかっていませんでした。
それにしても世界の東儀秀樹なのに、チケット2000円は安すぎます…。
きっと市町村の教育委員会などが頑張っているのでしょう!当然、会場は超満員の人でした。
狩衣で登場した東儀秀樹さん
最初は狩衣の姿で東儀秀樹さん登場。
すでに立ち姿が平安貴族のようでした。
宇宙最古のオーケストラ・雅楽
雅楽は宇宙最古オーケストラと呼ばれているだけあって、実は
- 打楽器
- 弦楽器(琵琶・箏)
- 管楽器(笙・篳篥・竜笛)
で構成されています。
シルクロードを伝わって日本へ渡来したのが、今から約1400年前。
当時とほとんど形が変わらないまま現在へ伝えられているそうです。
雅楽に必要な笙・篳篥・竜笛
ですが、この中でも特に笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・竜笛(りゅうてき)は必ずなくてはいけないものなのだそうです。
笙は「天から降り注ぐ、”天”の音」
篳篥は「人の声や大地の音、”地”の音」
竜笛は「天と地を結ぶ、”空”の音」
竜笛は龍の鳴き声という意味もあり、古来より龍は天と地を行き来できる生き物なので、龍の鳴き声とされています。
篳篥が一番音を出すのが難しい!
笙・篳篥・竜笛の体験ブースもありました。
東儀秀樹さんもおっしゃっていましたが、
- 笙…誰でも音が出せる
- 竜笛…頑張ればなんとか音は出せる
- 篳篥…音を出すことそのものがすでに難しい(向き不向きが完璧に分かれる)
のだそうです!
篳篥は確かに音が出ない人はまったく音が出てませんでした。
ですが、一番音に遊びがあって揺らぎがあるのも篳篥です。
人の声を表すと言われる篳篥が一番難しく、そして遊びがあり揺らぎがある
…なんだかとっても哲学的です!
篳篥で演奏する「なんでもないや」
東儀秀樹さんは「君の名は」のファンだそうで、作中の音楽もかなり気に入って映画もなんども見ているそうです。
その中から一曲「なんでもないや」を演奏してくださいました。
このアレンジは東儀さんの最新アルバム「Hichiriki Cafe」にも収録されています。
「なんでもないや」の単曲もありました。
ちなみにyoutubeにも一部動画が上がっていたのですが、サビだけじゃなく全体通して聞いて頂きたいです!
これは本当に素晴らしいアレンジでした!!!
学生さんが聞いたらめちゃくちゃ喜ぶんだろうな〜…。(ちなみにここは高知県なので、会場はほとんどご高齢の方…)
◆最後に、漫画のまとめをもう一度掲載しておきます
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