市丸賞受賞に関して思うこと徒然
こんにちは、花枝です。
先日受賞しました、ビクター名流小唄まつりの「市丸賞」受賞について、少し思うことを書きます。
初めて出演したビクター小唄まつりで、市丸賞という大変映えある賞を頂戴し、嬉しいという感情と共に一位を受賞した責任も同時に感じています。
雑誌「邦楽ジャーナル」さんにも受賞結果が掲載されており、このようにサイトでもお伝えしていただいております。
色々タイミングも重なって今回のコンクール(ビクター名流小唄まつり)を受けたのですが、出場を決めたのは今年の5月の連休過ぎぐらいでした。本番まで2ヶ月しかなく、自分自身の中では「ちょっと急すぎるかな?」と思っていました。
出場を決めたものの、稽古をしつつもやはり心の中では「今年だと急なので、来年の2019年にします!と言わなかったんだろう。やっぱ急だったよね。」と思う気持ちもありました。
ですが、2019年に自分が何をしているか分からないし、急な病気や家族の病気などなど、”自分の力でどうしようもできない事態”で出られなくなる可能性もゼロではないですし、それが理由で出演できなくなったら、とてつもなく後悔するかもしれないとも思っていました。
それ以前に、去年の6月ごろにはドイツで演奏したことや、友人がフランスで働いているということもあり、
「2018年の7月は、Japan Expoに出ようかな!?」
とかも考えていました。
…結局、Japan Expoはタイミングも合わなくて出ないことになりましたが、もしJapan Expoに出ていたら今回のコンクールは出場できていなかったと思います。
Japan Expoに関しては、なかなか出場の意思が固まらなかったところもあります。そういうところも多分”タイミング”です。
友人が
「タイミングってすごいいい言葉だし、すごく大事なことだよね。
人と会うのもタイミングだし、何かをするのもタイミング。合わないと上手くいかなかったりするよね。しかもそれって、自分で選んでいるはずなのにのに選べないところもあるもんね。」
と言っていました。
受賞は本当に嬉しいのですが受賞した責任も感じていますし、純粋な自分の実力だけではないところ(運とかタイミングとか外部要素も含めて)もいくらかあったと思います。
でもそれを後ろ向きに考えても意味のないことだし、一人の受賞者として驕らず卑下せずこれからも舞台に立つのが一つの正解だと思っています。