自分で作る!手作り三味線「小じゃみ チントン」
こんにちは、花枝です。
今日はずいぶん前の話になるのですが、手作り三味線キットの「小じゃみ チントン」を作った工程をご紹介していきます。
作成の概要
商品名:小じゃみチントン
販売元:三絃司 きくおか
(公式サイト)
販売価格:4,860円
作成時間:60分程度
作成難易度:簡単にできます!
セット内容ご紹介
とってもコンパクトな包装で届きます。
おお、でもちゃんと三味線の形をしていますね!
中身はこのようになっています。
左から
- 解説書
- 胴
- 棹
- 譜尺
- ボンド
- ナイロン糸
- 駒
- 紙やすり
- 「さくらさくら」の譜面
です。
棹の貼り付け
棹をくっつけていきます。
まずは棹と、中を通っている木の部分(三味線用語では”中子”(なかご)と言います。)を外します。
のりづけ部分にボンドを塗ります。乾くまでの時間がかかるので、あまり厚塗りにしないように塗るのがポイントです。
棹をくっつけます。
棹をつけて、ある程度乾いたら下の図のように胴に棹を通します。
棹と胴を接着剤で固定する必要はないです。
三本の糸を張っていきます
三味線の糸を張っていきます。
解説書には「糸の先に玉結びで結び目を作ります。」とありますが、私はここで一工夫。
糸の先にパールをつけてみました。
家の裁縫道具にあまりがあったのでつけただけですが…。色付きのビーズでも可愛いかもしれませんね。
糸の先にもう一工夫!
この後は通した糸を糸巻きに書きつけていくのですが、ここでもう一工夫!
チントンには音緒がないので、かけた糸がそのまま胴に当たってしまいます。
そこで…
こんな風に適当に切った厚紙を
こんな風に胴に当てます。
厚紙が糸と胴のクッションになってくれています。
イメージとしては、和楽器市場さんで取り扱っている「音緒駒」みたいな感じですね。
糸巻きに糸を巻いていきます
糸巻きに糸を巻いていきます。
チントンは糸巻きに色がついているのでわかりやすいです。
「ちょっと糸が長すぎる?」
と思うときは、ハサミで余分な部分を切ったりします。
譜尺を貼ります
譜尺を張っていきます。
私は備え付けのボンドではなく、両面テープを使いました。
両面テープが晴れたら、棹に貼り付けていきます。
完成しました
出来上がりです!
駒もかけてみましょう。
おおー、いい感じですね!
以前はミニ音緒を作ってつけてみたのですが、糸と糸との間隔が狭くなりすぎてしまい…。せっかく作ったものの結果的に弾きにくくなりました。
これだと糸と糸の感覚が等間隔で、演奏もしやすくなりました。
余ったダンボールでケース作り
「このまま持ち運ぶと、胴の部分が心配!」
と思い、キットの中にあったダンボールで胴部分をカバーするケースを作りました。
チントンの形に合わせて折り曲げていくと
このようにちょうど一周します。
後はつなぎ目を見えないようにテープで隠します。
雰囲気を出すために、ダイソーで売られている和柄テープを張ってみました。
すっぽり包まれます!
これで持ち運びも安心!
というわけで、きくおかさんの「小じゃみ チントン」の製作工程でした。
関連記事
★過去に作ってみた記事